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美作岡山道路

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
地域高規格道路
(無料)

美作岡山道路

MIMASAKA-OKAYAMA

美作岡山道路
岡山県道27号79号
地図
地図
路線延長 約36 km
開通年 2006年 -
起点 岡山県美作市勝央JCT
主な
経由都市
赤磐市久米郡美咲町
終点 岡山県岡山市東区瀬戸JCT
接続する
主な道路
記法
E2A 中国自動車道
E2 山陽自動車道
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

美作岡山道路(みまさかおかやまどうろ)は、岡山県美作市から岡山県岡山市東区へ至る地域高規格道路である。

概要

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岡山県の東部を南北に結び、岡山市をはじめとした県南部都市圏と美作市、津山市といった県北部圏域および沿線地域を結び、交流促進や地域活性化が期待される道路である。

一般国道国道374号)と主要地方道指定の岡山県道(県道27号県道79号)の自動車専用道路で構成される。

2017年度より英田湯郷道路(英田IC - 湯郷温泉IC)、2021年度より吉井英田道路(吉井IC - 英田IC)を事業中であり、完成すれば全線開通となる。

将来、岡山圏域と鳥取圏域及び周辺市町の連携を目的として北部に延伸して鳥取県智頭町方面へ接続する構想がある[1][2]

路線データ

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  • 全体計画 : 約36 km
  • 車線数 : 4車線(暫定2車線
  • 計画交通量 : 12,400台/日(全線供用時)
瀬戸トンネル南側坑口付近より瀬戸インターチェンジ方面を望む
瀬戸IC付近

インターチェンジなど

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  • IC番号欄の背景色がである区間は既開通区間に存在する。
    施設欄の背景色がである区間は未開通区間または未供用施設に該当する。
  • 未開通のIC名、JCT名は仮称。
  • 路線名の特記がないものは市道
  • 英略字は以下の項目を示す。
    IC:インターチェンジ、JCT:ジャンクション
IC
番号
施設名 接続路線名 起点
から
km
キロポスト
(km)
備考 所在地
広域道路(検討区間)
12-1 勝央JCT E2A 中国自動車道 0.0 0.6 岡山県 美作市
勝央料金所 - 0.6 0.0
34.3
勝央町
勝央IC 国道179号 1.1 33.8
湯郷温泉IC 6.5 28.4 美作市
英田IC 県道379号百々樫村線 9.0 25.9 事業中[3]
(英田湯郷道路)
柵原IC 県道362号位田飯岡線
県道26号津山柵原線
事業中[4]
(吉井英田道路)
美咲町
吉井IC 国道484号 0.0 15.3 赤磐市
佐伯IC 県道53号御津佐伯線 6.6 8.7 和気町
熊山IC 県道403号町苅田熊山線 11.0 4.3 赤磐市
瀬戸IC 県道79号佐伯長船線 支線 14.7 0.6 岡山市
東区
瀬戸JCT E2 山陽自動車道 15.3 0.0 事業中

歴史

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年表

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  • 1993年平成5年)
    • この年度、着工。
  • 2006年(平成18年)
  • 2012年(平成24年)
    • 3月20日15時 : 岡山県告示第204号・205号・206号により勝央IC - 湯郷温泉IC (5.6 km) が国道374号として[注釈 2]、供用開始。
  • 2016年(平成28年)
  • 2017年(平成29年)
    • 英田湯郷道路(英田IC - 湯郷温泉IC)2.5km が事業化[3]
    • 8月21日 : 美作岡山道路を鳥取自動車道まで北部に延伸させる新たな道路整備の実現に向け、地域の課題や将来像を隣接する行政機関(美作市、鳥取市、智頭町、勝央町、奈義町)で共有し、道路の必要性、ストック効果を研究・議論していくことを目的に、美作岡山道路北部延伸研究会を開催[資料 3]
  • 2019年(平成31年)
  • 2020年令和2年)
    • 1月15日 : 美作岡山道路北部延伸道路整備促進期成会が設立[1]
  • 2021年(令和3年)
    • 吉井英田道路(吉井IC - 英田IC)11.5km が事業化[4]

路線状況

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車線・最高速度

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区間 車線
上下線=上り線+下り線
最高速度 料金
勝央JCT - 勝央IC 2=1+1
(暫定2車線)
30 km/h 有料
勝央IC 50 km/h
勝央IC - 湯郷温泉IC 70 km/h 無料
吉井IC - 瀬戸IC

区間指定

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1994年(平成6年)12月に計画路線指定。なお、( )内の区間は指定時のもの。

道路施設

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  • 瀬戸トンネル (赤磐市弥上 - 岡山市東区瀬戸町塩納) …… 延長 680 m 、幅 9.5 m 、2014年(平成26年)12月22日に貫通[資料 5][11]

道路管理者

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  • NEXCO西日本 中国支社
    • 津山高速道路事務所:勝央JCT - 勝央料金所
  • 岡山県
    • 美作県民局建設部(勝英地域):勝央料金所 - 湯郷温泉IC
    • 備前県民局建設部(東備地域):吉井IC - 岡山市境
  • 岡山市
    • 東区役所瀬戸支所産業建設課:赤磐市境 - 瀬戸IC

地理

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通過する自治体

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脚注

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注釈

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  1. ^ 和気郡佐伯町字山本402番地先から赤磐市可真下11番1地先まで[5]
  2. ^ 勝田郡勝央町黒土字河内778番3地先から美作市位田字才ケハナ397番1地先まで[6]
  3. ^ 美作市上相字かぎ1565番1地先から勝田郡勝央町黒土字羽入田770番1地先まで[7]
  4. ^ 岡山県道27号岡山吉井線としての供用は、和気郡和気町小坂字山本401番地先から赤磐市八島田字宮ノ下609番1地先を経て赤磐市稲蒔字林原1165番地先まで[8]
  5. ^ 岡山県道79号佐伯長船線としての岡山県管理区域の供用は、和気郡和気町小坂字山本402番地先から赤磐市可真上995番7地先を経て赤磐市弥上15番1地先まで[8]

出典

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  1. ^ a b 美作岡山道路北部延伸道路整備促進期成会が設立されました”. 2020年1月31日閲覧。
  2. ^ 2020年1月27日 美作岡山道路の北部延伸を青木一彦国土交通副大臣へ要望”. 2020年1月31日閲覧。
  3. ^ a b c 新規事業採択時評価結果(平成29年度新規事業化箇所)”. 2017年3月31日閲覧。
  4. ^ a b c 新規事業採択時評価結果(令和3年度新規事業化箇所)”. 2021年4月1日閲覧。
  5. ^ 岡山県公報 第10743号(告示第65号・66号・67号・68号)” (PDF). 岡山県庁 (2006年2月14日). 2015年2月1日閲覧。
  6. ^ 岡山県公報 第11363号(告示第204号・205号・206号)” (PDF). 岡山県庁 (2012年3月19日). 2015年2月1日閲覧。
  7. ^ 岡山県公報 第11772号(告示第189号・190号・191号)” (PDF). 岡山県庁 (2016年3月25日). 2016年3月28日閲覧。
  8. ^ a b 第12077号(告示第122号・123号・124号)” (PDF). 岡山県公報. 岡山県庁. pp. 9-12 (2019年3月19日). 2019年3月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月25日閲覧。
  9. ^ 美作岡山道路の2区間が開通 瀬戸 - 熊山IC、佐伯 - 吉井IC間」『山陽新聞』山陽新聞社、2019年3月24日。2019年3月25日閲覧。
  10. ^ 真新しい美作岡山道路 走ってみた 岡山・東区と赤磐北部つながる」『山陽新聞』山陽新聞社、2019年3月25日。2019年3月25日閲覧。
  11. ^ “美作岡山道路の瀬戸トンネル貫通 17年度にも使用開始”. 山陽新聞 (山陽新聞社). (2014年12月22日). オリジナルの2014年12月27日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20141227152942/http://www.sanyonews.jp/article/112086/1/ 2015年2月1日閲覧。 

資料

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プレスリリース

関連項目

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外部リンク

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