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美佐島駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
美佐島駅
駅舎(2021年7月)
みさしま
Misashima
魚沼丘陵 (8.6 km)
(2.2 km) しんざ
地図
所在地 新潟県十日町市午135
北緯37度7分51.19秒 東経138度47分22.62秒 / 北緯37.1308861度 東経138.7896167度 / 37.1308861; 138.7896167 (美佐島駅)座標: 北緯37度7分51.19秒 東経138度47分22.62秒 / 北緯37.1308861度 東経138.7896167度 / 37.1308861; 138.7896167 (美佐島駅)
所属事業者 北越急行
所属路線 ほくほく線
キロ程 12.2 km(六日町起点)
電報略号 ミサ
駅構造 地下駅[1]
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
4人/日
-2018年-
開業年月日 1997年平成9年)3月22日[2]
備考 無人駅[3]乗車駅証明書発行機 有)
魚沼丘陵駅 方約3.7 kmの地点に赤倉信号場がある。
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美佐島駅(みさしまえき)は、新潟県十日町市午(うま)にある、北越急行ほくほく線である。ほくほく線で唯一の地下駅であり[1]、日本で数少ない山岳トンネルの中にある鉄道駅でもある。

歴史

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駅名の由来

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駅周辺の広域地名に因んでいる[4]

年表

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駅構造

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走行中の車内から見た美佐島駅構内(2012年2月)

駅舎は地上にあるが、ホームは地下10.1 m赤倉トンネル[6]に位置する。無人駅で、乗車駅証明書発行機が設置されている。駅舎には敷きの待合室[6]や、男女に分かれたトイレが設置されている。なお、バリアフリー設備は設置されていない。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 ほくほく線 上り/下り 犀潟直江津六日町越後湯沢方面

列車通過時の風圧が激しいため、駅のホームに向かう通路は、ホームに隣接したと、地上へ続く通路の扉の、2つの鉄製の扉で仕切られている。ホームに隣接した扉は、列車が来ない間は施錠されているため、駅利用者は列車通過時にホームに立ち入ることはできない。[7][8]列車が到着すると、扉の横にある表示が「電車が到着するまで扉は開きません」から「電車が到着しましたので御乗車下さい」に切り替わり、ホームに立ち入れるようになる [7]。当駅で下車した後は、ホームから2分以内に出る必要がある。ホームは防犯カメラで遠隔監視され、列車発車後もホームに残っているとアナウンスで退出を促される[6]。万が一、ホームにいるときに扉がロックされた場合は、扉の横にあるボタンを押して退出できる。

また、2つの扉は列車発車時の気圧差で突風が吹く恐れがあるため、エアロックのように2枚が同時に開かない構造になっている。なので、列車が駅に停車している間は、通路からホームに向かうことができない。建設当初は手動扉でスプリングによって閉まる構造とされていたが、1997年運輸省新潟運輸局(現在の国土交通省北陸信越運輸局)が完成検査を行うことに際し、防風扉が開いたままの状態で列車を通過させる実験を行ったところ、風圧で駅舎内の待合室の窓ガラスが粉砕されるという事態になり[7][8]、2枚の扉を連動させる方式に転換することになった。

当駅では列車が通過する際、ほかの駅と同様に通過警告のアナウンスが流れた後、「まもなく高速で電車が通過します。大変危険です。ホームには絶対に出ないで下さい。」というアナウンスが構内で、繰り返し放送される[7]。かつて、特急「はくたか」が運行されていた頃は、待合室でも放送されていたが、現在は新潟弁標準語英語の順に放送されるものに更新され、到着時のアナウンスも同様に放送されるため、構内の放送と待合室の放送が異なる。

2013年(平成25年)8月より、地下通路に列車運転状況表示装置が設置された。ほくほく線の他駅とは異なり、NTTドコモタブレット端末が設置されている。これにより、地下待合室でNTTドコモの携帯電話が使用できるようになったが、他社の携帯電話は現在も使用できない。

2023年3月18日のダイヤ改正で快速が廃止され当駅を通過する運用は消滅したが、以降も防風扉などの運用は同じように続いている。

利用状況

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1日乗降人員推移 [9]
年度 1日平均人数
2011年 9
2012年 4
2013年 5
2014年 10
2015年 3
2016年 4
2017年 9
2018年 4

駅周辺

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駅周辺には変電所神社美術館ゲストハウスなどがあり数世帯が居住する。また午地区には郵便番号が割り当てられておらず、948-0000である。

隣の駅

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北越急行
ほくほく線
魚沼丘陵駅 - (赤倉信号場) - 美佐島駅 - しんざ駅

脚注

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  1. ^ a b 北越急行「鉄分“ほっくほく”ツアー」11/2催行、美佐島駅の見学も”. マイナビニュース (2019年10月4日). 2021年12月3日閲覧。
  2. ^ a b 朝日 2011, p. 31.
  3. ^ 朝日 2011, p. 28.
  4. ^ 駅名・地名 不一致の事典(浅井建爾 著、東京堂出版 2016年)p.161
  5. ^ 最速の特急「はくたか」を失った北越急行の今かつての大動脈は「地域密着」でどう稼ぐか”. 東洋経済 (2019年3月31日). 2024年1月11日閲覧。
  6. ^ a b c 列車発着時しかホームに入れないモグラ駅、駅舎が傾いてみえる駅とは?”. 日刊SPA! (2020年6月6日). 2021年12月3日閲覧。
  7. ^ a b c d 北陸新幹線で消えるちょっと怖い鉄道の名所”. 乗りものニュース (2014年11月3日). 2021年12月3日閲覧。
  8. ^ a b “十日町の美佐島駅 「はくたか」の迫力記憶に ファンら続々”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ(新潟日報). (2015年3月2日). https://www.hokurikushinkansen-navi.jp/pc/news/article.php?id=NEWS0000001147 2021年12月3日閲覧。 
  9. ^ 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 国土交通省、2020年9月12日閲覧

参考文献

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  • 日本鉄道建設公団高速化研究会 編『三セク新線高速化の軌跡』(初版)交通新聞社、1998年10月20日、pp.165 - 169頁。ISBN 4-87513-077-5 
  • 『週刊歴史でめぐる鉄道路線 公営鉄道・私鉄 19 富山地方鉄道 富山ライトレール・万葉線 黒部峡谷鉄道・北越急行』朝日新聞出版、2011年7月24日。 

関連項目

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外部リンク

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