コンテンツにスキップ

総州屋与兵衛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

総州屋 与兵衛(そうしゅうや よへえ、生没年不詳)は、江戸時代地本問屋。総与とも。

来歴

[編集]

文化から嘉永期に日本橋通2丁目東側で営業している。地本草紙問屋元組(古組)のひとつで、文政7年(1824年)刊行の『江戸買物独案内』に載り、錦絵や草紙類のほか、商品名として千代紙、菓子袋もみえる。喜多川歌麿歌川豊国歌川国丸歌川国芳歌川芳虎菊川英山渓斎英泉錦絵を出版している。

作品

[編集]
  • 喜多川歌麿 『遊君出そめ初衣裳』 大判 文化初期
  • 歌川国丸 『新板浮絵江戸東叡山花見之図』 横大判 文化
  • 歌川国丸 『神田明神』
  • 歌川豊国 『六玉川の内 紀伊 坂東三津五郎』 大判 文化14年
  • 歌川芳虎 『お竹如来』
  • 菊川英山 『風流青楼美人六玉川』 横大判 錦絵揃物 文化末期
  • 菊川英山 『風流雪月花』大判 錦絵揃物 文化末期
  • 渓斎英泉 『風流五節美人合』 大判揃物 文化末ころ
  • 渓斎英泉 『娘行列大井川之図』 大判3枚続 文政
  • 渓斎英泉 『浮絵江戸日本橋市中之図』
  • 渓斎英泉 『花姿逢妓合』
  • 歌川国芳 『日本名産尽 鯨の解体』 大判3枚続 天保末ころ

参考文献

[編集]