終着駅は始発駅 (随筆)
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終着駅は始発駅 | ||
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著者 | 宮脇俊三 | |
発行日 | 1982年8月1日 | |
発行元 | 新潮社 | |
ジャンル | 随筆、紀行 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 単行本 | |
ページ数 | 216 | |
コード | ISBN 9784103335023 | |
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『終着駅は始発駅』(しゅうちゃくえきはしはつえき)は、紀行作家、エッセイストである宮脇俊三の随筆集である[1][2][3]。1982年に新潮社から刊行された[2]。
作品概要
[編集]宮脇俊三の随筆集1作目である[3]。宮脇の紀行を中心としつつも、宮脇の私論や、駅に24時間滞在した記録なども収録されている[1]。また、付録として「私が選んだ鉄道旅行の本100冊」が収録されている[2]。
作品名の由来
[編集]宮脇によれば、終着駅や始発駅にありがちな雑然とした雰囲気がこの作品にもあるということ[2]。それに、「人生の終着駅」と比喩されるが、その終着駅は第二の人生の始発駅ではないか、というのが由来である[2]。
構成
[編集]この項は全て(『終着駅は始発駅』新潮社、宮脇俊三、1982年8月[2])に基づく。
- ちょっと長い前がきにかえて
点の旅と線の旅
鉄道ファンのいる国いない国
- 初出 : 「広報」1980年10月号
時刻表に乗る
- 東京を旅する
通勤電車もまた愉しからずや
- 初出 : 「旅」1980年8月号
東京の私鉄七社乗りくらべ
東京駅 素顔の24時間
- 初出 : 「小説新潮」1981年3月号
都会のなかのローカル線
- 初出 : 「本の窓」1982年春号(「旅のついて思うこと」を改題)
- 鈍行列車に乗って
赤字線の乗りごこち
汽車に乗るなら北海道
- 初出 : 「旅と鉄道」1979年夏号
流氷列車
- 初出 : 「文藝春秋」1980年4月号
雪のスイッチバック
- 初出 : 「旅」1980年3月号
山陰ストリップ特急
- 初出 : 「別冊小説新潮」1979年春号
- 歴史を旅する
幌内鉄道紀行
- 初出 : 『日本の博物館』第九巻 「鉄道と帆船」1981年2月、講談社刊
- 初出 : 「歴史と旅」1980年12月号 (「ローカル線史跡の旅 陸羽東線」を改題)
高山本線の車窓
- 初出 : 「歴史と旅」1980年8月号 (「ローカル線史跡の旅 高山本線」を改題)
- 初出 : 「歴史と旅」1980年9月号 (「ローカル線史跡の旅 高徳本線」を改題)
- 初出 : 「くりま」1981年新春号(第3号)(「加悦谷の小さなディーゼル車」を改題)
- また旅の日々
SLと蒸気機関車
- 初出 : 「宝石」1981年9月号
トンネル三題
- 初出 : 「婦人の友」1979年10月号、「リクルート」1980年8月号、『明治期鉄道史資料』月報7・1980年10月、日本経済評論社(それぞれ「トンネル」「トンネルと穴」「トンネルと私」と題したものをあわせる)
陽気な睡魔
- 初出 : 「家庭画報」1979年5月号
風景と非情と
- 初出 : 「一枚の絵」1982年5月号
- 初出 : 「オール讀物」1980年2月号
君臨すれども
- 初出 : 「小説新潮」1980年3月号
旅と電話
- 初出 : 「テレトピア」1980年10月号
わが家の「フルムーン」切符
- 初出 : 「文藝春秋」1982年1月号
四〇年後の子どもたち
- 初出 : 「ひろば」1978年冬号
また旅の日々──読書日記
- 初出 : 「小説新潮」1981年1月号
乗り物の本
私が選んだ鉄道旅行の本100冊
- 初出 : 私が選んだ鉄道旅行の本 話の特集パンフレット 1980年11月(「宮脇俊三が選んだ楽しい鉄道旅行の本100冊」を改題)
あとがき
- 書き下ろしである。
書誌情報
[編集]新潮社版(単行本)
[編集]新潮文庫版
[編集]新潮社版(新潮オンデマンドブックス)
[編集]グラフ社版(単行本)
[編集]また、宮脇俊三鉄道紀行全集 第6巻にも一部が収録されている[7]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f “宮脇俊三 『終着駅は始発駅』 | 新潮社”. www.shinchosha.co.jp. 2023年1月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 宮脇俊三『終着駅は始発駅』新潮社、1982年8月1日。ISBN 9784101268033。
- ^ a b “宮脇俊三 電子全集12 『終着駅は始発駅/汽車との散歩』 | 電子書籍”. 小学館. 2023年1月8日閲覧。
- ^ “本・コミック: 終着駅は始発駅/宮脇俊三:オンライン書店Honya Club com”. www.honyaclub.com. 2023年1月8日閲覧。
- ^ a b c d “終着駅は始発駅”. 出版書誌データベース (2019年3月24日). 2023年1月8日閲覧。
- ^ a b c “終着駅は始発駅”. 出版書誌データベース (2019年3月24日). 2023年1月8日閲覧。
- ^ CORPORATION, KADOKAWA. “宮脇俊三鉄道紀行全集 第六巻 雑纂”. KADOKAWAオフィシャルサイト. 2023年1月8日閲覧。