紅牙のルビーウルフ
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紅牙のルビーウルフ | |
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ジャンル | 冒険[1]、アクション[1]、恋愛[1]、ファンタジー[2] |
小説 | |
著者 | 淡路帆希 |
イラスト | 椎名優 |
出版社 | 富士見書房 |
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 |
刊行期間 | 2005年9月17日 - 2008年4月19日 |
巻数 | 全8巻(本編6巻+短編集2巻) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ライトノベル |
ポータル | 文学 |
『紅牙のルビーウルフ』(こうがのルビーウルフ)は、淡路帆希による日本のライトノベル作品。イラストは椎名優が担当している。第17回ファンタジア長編小説大賞準入選作[2]。富士見ファンタジア文庫(富士見書房)より2005年9月から2008年4月まで刊行された。
あらすじ
[編集]この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
ルビーウルフは狼を母に、盗賊団の頭を父として育った。ある日盗賊団は神国グラディウス国軍の襲撃を受ける。騒動のさなか、ルビーウルフがグラディウスの唯一の王族だったことが判明する。
ルビーウルフがグラディウスの女王となった矢先、隣国トライアンに、トラージュ国の姫を自称するキアラが現れ、新たな波乱の幕が上がる。
登場人物
[編集]- ルビーウルフ(本名:シャティナ・レイ・スカーレット・グラディウス)
- 本作の主人公[2]。狼と盗賊に育てられた神国グラディウスの唯一の王族で、王族にのみ持つ事が出来る「導きの剣」が武器。赤葡萄(ワイン)色の髪に紅玉の瞳をしている。
- 「紅牙のルビーウルフ」では王女になっているが、「面影人魚」から女王になっている。お酒に弱く、身近にいる者を掴んで離さなくなるという酒癖を持っている。
- ジェイド・コルコット
- 温厚で真面目な魔道騎士で、かつては魔道騎士団「ガーディアン」の副隊長を務めていた。ウォルクの前の宰相、ゲイリー・コルコットの息子であり、父の形見の首飾り(前は幼少の頃のジェイドの肖像画だったが、今はルビーウルフに変わっている)が宝物。
- ケーナ
- ルビーの養母・ヴィアンカの曾孫であるメスの狼で、ルビーウルフと一緒に育てられた。とても細やかな性格。
- フロスト
- ヴィアンカの孫息子であるオスの狼。とても気難しい性格。ルビーを敬愛している一方、ジェイドを敵視している。
- モルダ
- ルビーウルフの養父で、盗賊団「ブラッディ・ファング」の頭。
- ロベール・エルカインド
- ジェイドの父ゲイリーを慕っている魔道騎士。娘であるアンジュを溺愛している。
- リオン・エルカインド
- ティグル・エルカインド
- ロベールの双子の子供たち。魔道騎士の見習い。リオンが兄で、違いは髪を結っているか否か。
- アンジュ・エルカインド
- ロベールの娘で、リオンやティグルの妹。自己中心的な性格。
- アーディス・マリンベル
- ウォルク・マリンベルの息子で、魔道騎士団「ガーディアン」の隊長。
- エリカ・ブルーノ
- ジェイドの師匠で、ジェイドから「老師」と呼ばれている。前はグラディウスとトライアンの国境に住んでいたが、今はトライアンに移り住んでいる。年齢不詳。
- ミレリーナ・フィリス・トライアン
- トライアンの王女で、ベルンハルトの妹。兄思いで、兄が苦手としている事を全て行っている。
- ロヴィン
- ミレリーナに仕える魔道騎士。冷静沈着かつ寡黙な性格。元は盗人だった。
- ラーク・レウカンサ・サルヴロース
- 神国サルヴロースの王子。エミリエンヌの事を「エミリー」と呼んでいる。女好きで、あちこち歩き回っている。「面影人魚」、「宝冠に咲く花」に登場。
- エミリエンヌ・シェリール・コロナード
- 神国コロナードの姫。ラークが天敵らしい。「宝冠に咲く花」で登場。
- ベルンハルト・ル・シエル・トライアン
- トライアン国の王。料理が得意で穏やかな性格。
- コーラル・プラージュ
- 2巻「面影人魚」から登場したプラージュの元王族。今はベルンハルトの妻で、次期国王である子を身篭っている。
既刊一覧
[編集]- 淡路帆希(著)・椎名優(イラスト)、富士見書房〈富士見ファンタジア文庫〉、全8巻
- 『紅牙のルビーウルフ』2005年9月17日発売[3]、ISBN 4-8291-1751-6
- 『紅牙のルビーウルフ2 面影人魚』2006年2月18日発売[4]、ISBN 4-8291-1794-X
- 『紅牙のルビーウルフ3 西の春嵐』2006年5月20日発売[5]、ISBN 4-8291-1825-3
- 『紅牙のルビーウルフ4 皓白の反旗』2006年10月20日発売[6]、ISBN 4-8291-1867-9
- 『紅牙のルビーウルフ5 宝冠に咲く花』2006年12月20日発売[7]、ISBN 4-8291-1886-5
- 『紅牙のルビーウルフTinytales 1 クローバーに願いを』2007年5月19日発売[8]、ISBN 978-4-8291-1929-7
- 『紅牙のルビーウルフ6 自由の風が吹く夜明け』2008年1月19日発売[9]、ISBN 978-4-8291-3251-7
- 『紅牙のルビーウルフ7 君に捧げる永遠の花』2008年4月19日発売[10]、ISBN 978-4-8291-3277-7
朗読ボイス
[編集]また、携帯サイトのFUJIMIオールスターズ(エンターブレイン配信)では朗読ボイスという4、5分程度の第1巻、第2巻、第3巻の内容のボイスデータが無料で配信された。
脚注
[編集]- ^ a b c 『このライトノベルがすごい!2007』宝島社、2006年12月6日、100頁。ISBN 4-7966-5559-X。
- ^ a b c 『このライトノベルがすごい!2006』宝島社、2005年12月10日、136頁。ISBN 4-7966-5012-1。
- ^ “紅牙のルビーウルフ”. KADOKAWA. 2024年1月30日閲覧。
- ^ “紅牙のルビーウルフ2 面影人魚”. KADOKAWA. 2024年1月30日閲覧。
- ^ “紅牙のルビーウルフ3 西の春嵐”. KADOKAWA. 2024年1月30日閲覧。
- ^ “紅牙のルビーウルフ4 皓白の反旗”. KADOKAWA. 2024年1月30日閲覧。
- ^ “紅牙のルビーウルフ5 宝冠に咲く花”. KADOKAWA. 2024年1月30日閲覧。
- ^ “紅牙のルビーウルフTinytales 1 クローバーに願いを”. KADOKAWA. 2024年1月30日閲覧。
- ^ “紅牙のルビーウルフ6 自由の風が吹く夜明け”. KADOKAWA. 2024年1月30日閲覧。
- ^ “紅牙のルビーウルフ7 君に捧げる永遠の花”. KADOKAWA. 2024年1月30日閲覧。