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紀麻呂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 
紀 麻呂
時代 飛鳥時代
生誕 斉明天皇5年(659年)?
死没 慶雲2年7月19日705年8月12日
官位 正三位大納言
主君 持統天皇文武天皇
氏族 紀氏
父母 父:紀大人
兄弟 麻呂古麻呂、国益、飽邑、女子
宿奈麻呂、男人宇美、奈賀岐娘、
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紀 麻呂(き の まろ)は、飛鳥時代公卿御史大夫紀大人の子。官位正三位大納言

経歴

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持統天皇7年(693年)直広肆(従五位下に相当)に叙せられる。大宝元年(701年)直広貳(従四位下に相当)から従三位に昇叙され、石上麻呂藤原不比等と共に大納言に任ぜられる。時期は不明ながら、中務卿大宰帥を兼任した。

慶雲2年(705年)7月19日薨去。一説では享年47。最終官位は大納言兼中務卿正三位。薨去にあたり文武天皇が深く悼み惜しんで、特別に葬儀と中納言高向麻呂により宣命が与えられた[1]

懐風藻』に漢詩作品が1首採録されている。

官歴

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六国史』による。

系譜

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脚注

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  1. ^ a b c 『公卿補任』
  2. ^ 『続日本紀』延暦3年4月19日条
  3. ^ 『続日本紀』宝亀11年3月22日条

参考文献

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