米沢鯉
表示
米沢鯉(よねざわこい)は、山形県米沢市周辺で飼育される食用の鯉である。米沢のABCとして、舘山林檎(apple)・米沢牛(beef)とならぶ米沢の名産品となっている[1]。
概要
[編集]1802年(享和2年)、内陸で水産資源に乏しい羽前米沢の領民の水腫病、乳不足などの医療食として、上杉鷹山が福島県相馬から稚魚をとりよせ、米沢城の濠で育てたのがはじまりといわれている[2][3]。鯉料理は、米沢の祝いの席では欠かせない食べ物だったが[2]、米沢市の鯉養殖場は数社にまで減少している[4]。
米沢鯉は卵から養殖するため、川魚特有の臭みがなく[4]、冬の厳しい寒さによって身が締まっているのが特徴である[5]。
脚注
[編集]- ^ “米沢の味ABC”. 米沢市役所. 2020年12月10日閲覧。
- ^ a b “米沢鯉”. 米沢市役所. 2020年12月10日閲覧。
- ^ “やまがたの郷土料理:冬の頃の郷土料理「鯉のうま煮」|おいしい山形ホームページ”. www.yamagata.nmai.org. 2020年12月10日閲覧。
- ^ a b 日本経済新聞社・日経BP社. “皮までうまい、鷹山公ゆかりの鯉の甘煮 山形・米沢|トラベル|NIKKEI STYLE”. NIKKEI STYLE. 2020年12月10日閲覧。
- ^ “やまがたの郷土料理:冬の頃の郷土料理「鯉のうま煮」|おいしい山形ホームページ”. www.yamagata.nmai.org. 2020年12月10日閲覧。