箕輪成男
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箕輪 成男(みのわ しげお、1926年(大正15年)2月11日[1] - 2013年(平成25年)8月30日)は、日本の出版学者。神奈川大学名誉教授。
来歴
[編集]東京生まれ[2]。旧制弘前高等学校から1950年東京大学卒業[2]、同大学院を経て[2]、1951年東京大学出版会に勤務[2]。1958年財団法人東京大学出版会理事[2]、1962年同専務理事[2]、1975年同相談役[2]。1976年国際連合大学教授(出版部長)[2]、1986年愛知学院大学教授[2]、1989年神奈川大学経営学部教授[2]、1994年名誉教授[2]。1990年日本出版学会会長[2]、1994年名誉会長[2]。初代・国際学術出版協会会長[2]。2002年「新聞学序説 (Introduction to publishing studies)」で新聞学博士(上智大学)[3]。2013年8月30日、老衰のため死去[4]。87歳没。
著訳書
[編集]著書
[編集]- 『情報としての出版』弓立社、1982
- 『消費としての出版』弓立社、1983
- 『歴史としての出版』弓立社、1983
- 『国連大学奮戦記 国際誤解学のために』サイマル出版会、1985
- 『「国際コミュニケーション」としての出版』日本エディタースクール出版部、1993
- 『フィリピンの出版事情 出版市場の量的測定を中心に』国際出版学研究所、1995
- 『出版学序説』日本エディタースクール出版部、1997
- 『パピルスが伝えた文明 ギリシア・ローマの本屋たち』出版ニュース社、2002
- 『紙と羊皮紙・写本の社会史』出版ニュース社、2004
- 『中世ヨーロッパの書物 修道院出版の九〇〇年』出版ニュース社、2006
- 『近世ヨーロッパの書籍業 印刷以前・印刷以後』出版ニュース社、2008
- 『近代「出版者」の誕生 西欧文明の知的装置』出版ニュース社、2011
翻訳
[編集]- G.R.ホウズ『大学出版部 科学の発展のために』東京大学出版会、1969 UP選書
- ジェームズ・W.トムプソン『出版産業の起源と発達 フランクフルト・ブックフェアの歴史』出版同人、1974
- ハーバート・S.ベイリー『出版経営入門 その合理性と非合理性』訳編 出版同人、1976
- 『本は違う イギリス再販制裁判の記録』編訳 出版流通対策協議会、1980
- K.E.エブル『大学教授のためのティーチングガイド』玉川大学出版部、1988
- ジョン・フェザー『イギリス出版史』 玉川大学出版部、1991
- クラーク・カー『大学経営と社会環境 大学の効用』鈴木一郎共訳 玉川大学出版部、1994
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『パピルスが伝えた文明』著者紹介
- “【おくやみ】箕輪 成男氏 神奈川大名誉教授、元日本出版学会会長”. 東京新聞. (2013年9月18日). オリジナルの2013年9月21日時点におけるアーカイブ。 2013年9月21日閲覧。