稲田浩二
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稲田 浩二(いなだ こうじ、1925年6月7日[1] - 2008年4月3日[2])は、日本の国文学・民俗学者、京都女子大学名誉教授。
岡山県出身。広島文理科大学文学部卒業。親和女子大学助教授、京都女子大学助教授、教授、1991年定年、名誉教授、梅花女子大学教授。昔話の調査、採集に携わり40数年、6万話にのぼる話を収集、『日本昔話通観』全31巻としてまとめられた。妻は絵本作家の稲田和子。
2008年4月3日、肺炎のため死去[1]。
著書
[編集]- 『昔話は生きている』1970 三省堂新書 のちちくま学芸文庫
- 『京・大和・近江の昔 日本民話』講談社 1976
- 『たねのとうすけ』再話 啓林館編 文研出版 1977
- 『もちあらそい』再話 文研出版 1977 ジョイフルえほん傑作集
- 『伝承の旅 日本列島と東アジアの昔話を訪ねて』京都新聞社 1982
- 『昔話の時代』筑摩書房 1985
- 『昔話の源流』三弥井書店 1997
共編著
[編集]- 『ふるさとの歌 岡山の民謡』新井久爾夫共著 日本文教出版 1957
- 『岡山の民話(日本の民話)』編 未来社 1964
- 『蒜山盆地の昔話』福田晃共編 三弥井書店 1968 昔話研究資料叢書
- 『大山北麓の昔話 鳥取県東伯郡東伯町・赤碕町』福田晃共編 三弥井書店 1970 昔話研究資料叢書
- 『日本昔話百選』稲田和子共編著 三省堂ブックス 1971、のち講談社+α文庫(『日本昔話100選』) 1996、三省堂(改訂新版) 2003
- 『日本の昔話 1 若狭の昔話』日本放送出版協会 1972
- 『奥備中の昔話』立石憲利共編 三弥井書店 1973 昔話研究資料叢書
- 『中国山地の昔話 賀島飛左嫗伝承四百余話』立石憲利共編 三省堂 1974
- 『日本の小咄三百題』前田東雄共編著 三省堂ブックス 1974
- 『岡山の笑い話』稲田和子共著 日本文教出版 1976 岡山文庫
- 『日本の昔話 16 美濃の昔話』日本放送出版協会 1977
- 『日本昔話事典』共編 弘文堂 1977
- 『日本昔話通観』全31巻 小澤俊夫と責任編集 同朋舎 1977-1990
- 『民話 伝承と創造』上田正昭共編 日本放送出版協会・放送ライブラリー 1978
- 『富山県明治期口承文芸資料集成 明治39年郡役所調査答申書他』同朋舎出版 1980
- 『日本の民話 10 四国 徳島・高知・香川・愛媛』ぎょうせい 1984
- 『昔話の年輪80選』編著 筑摩書房・ちくまライブラリー 1989
- 『阿波町の民話と唄・遊び』鵜野祐介共編著 手帖舎 1991
- 『天草河浦町の民話と唄・遊び』前田久子共編著 監修 手帖舎 1993
- 『日本昔話通観 研究篇』全2巻 責任編集 同朋舎出版 1993-1998
- 『出雲斐川町の民話と唄・遊び』畠山兆子共編著 手帖舎 1994
- 『但馬八鹿町の民話と唄・遊び』鵜野祐介共編著 監修 手帖舎 1996
- 『鳥取関金町の民話と唄・遊び』鵜野祐介共編著 監修 手帖舎 1996
- 『日本の昔話(上下)』編 ちくま学芸文庫 1999
- 『日本昔話ハンドブック』稲田和子共編 三省堂 2001
- 『アイヌの昔話』編 ちくま学芸文庫 2005
脚注
[編集]- ^ a b 『現代物故者事典2006~2008』(日外アソシエーツ、2009年)p.70
- ^ “稲田浩二氏死去 京都女子大名誉教授”. 47NEWS. 共同通信. (2008年4月8日). オリジナルの2013年4月30日時点におけるアーカイブ。 2020年6月12日閲覧。
参考文献
[編集]- “ちくま学芸文庫 アイヌの昔話 稲田浩二【編】”. 紀伊國屋書店. 2012年11月8日閲覧。