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福満隆貴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
福満 隆貴
名前
愛称 タカ、タカキ
カタカナ フクミツ タカキ
ラテン文字 FUKUMITSU Takaki
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1992-02-22) 1992年2月22日(32歳)
出身地 鹿児島県鹿児島市
身長 171cm
体重 68kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 ヴェルスパ大分
ポジション MF / FW
背番号 10
利き足 右足
ユース
2007-2009 日本の旗 出水中央高校
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2010-2011 日本の旗 九州総合スポーツカレッジ 33 (21)
2012-2014 日本の旗 ヴェルスパ大分 85 (26)
2015-2016 日本の旗 レノファ山口FC 75 (24)
2017-2020 日本の旗 セレッソ大阪 25 (1)
2019 日本の旗 水戸ホーリーホック(loan) 19 (3)
2020 日本の旗 アビスパ福岡(loan) 26 (2)
2021-2023 日本の旗 ジェフユナイテッド千葉 85 (3)
2024- 日本の旗 ヴェルスパ大分
通算 348 (80)
1. 国内リーグ戦に限る。2023年11月29日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

福満 隆貴(ふくみつ たかき、1992年2月22日 - )は、鹿児島県鹿児島市出身のプロサッカー選手JFLヴェルスパ大分所属。ポジションはミッドフィールダー[1]フォワード

経歴

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プロ入り前

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中学時代から攻撃的なポジションを務め、2列目からの飛び出しやラストパスを得意とするが、中学時代は試合によってディフェンダー(サイドバック、センターバック)を務めたこともあるほか、出水中央高等学校在籍中の3年間はボランチのポジションだったという[2]

高校卒業後、専門学校である九州総合スポーツカレッジ大分県宇佐市)に進み、九州サッカーリーグに参加していた同校のサッカー部でプレー。卒業後の2012年より日本フットボールリーグ(JFL)のHOYO AC ELAN大分(現:ヴェルスパ大分)に加入[3]。クラブではアマチュア登録で、日中は豊洋精工の工場(キヤノンのカメラの部品を製造していた)でフルタイムの勤務をこなした上で、夜に練習という日々を過ごした[4]。加入1年目から中嶋雄大と並ぶチーム最多タイの8得点を記録。翌年から背番号を10に変更。2014年は13得点でJFL得点ランキングが岸田和人に次ぐ2位となり、この年のJFLベストイレブンに選出された[5]

レノファ山口FC

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2015年、同僚の黒木恭平と共にJ3に参入するレノファ山口FCに完全移籍[6]。前年のJFLでの山口との対戦時に「こういうチームでプレーで来たら、自分自身ものすごく成長できるかなと感じた」ことと、1年前にV大分から山口に移籍した島屋八徳の存在が移籍の決め手の一つとなったという[2]。山口ではいわゆる「トップ下」でプレーすることが多く、第31節・Y.S.C.C.横浜戦(維新公園)と第32節・SC相模原戦(下関)で2試合連続ハットトリックを達成する[7] など、キャリアハイの19得点を挙げ、2年連続の得点ランキング2位となった。チームの昇格に伴いプレーカテゴリがJ2に移った翌2016年は、ゴール数こそ減らしたがチーム内トップの10アシストを挙げた。

セレッソ大阪

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2017年より、同年J1に昇格したセレッソ大阪に完全移籍[8]。2017年シーズンの出場機会はカップ戦が主であり、リーグ戦への出場機会は5試合で合計わずか5分ほどであったが[9]セビージャFCと対戦した国際親善試合・StubHubワールドマッチ2017では、チーム唯一の得点を挙げた[10]。出場機会の少なかったメンバーと共にリーグカップ、天皇杯の勝ち上がりに貢献、チームは優勝した。

2018年シーズンは開幕戦で先発出場を果たすもリーグ戦では引き続きベンチを温める日々が続いたが、4月11日の第7節・川崎フロンターレ戦でJ1リーグ戦2度目の先発出場を果たし、この試合でJ1リーグ戦初得点となる決勝ゴールを決めた[9][11]。ACLでもゴールを決めた事で、J1、J2、J3、JFL、地域リーグに加え、ルヴァンカップ、天皇杯、ACLと全ての主要大会で得点を記録した[12]

水戸ホーリーホック

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2019年7月、水戸ホーリーホックへ期限付き移籍[13]

アビスパ福岡

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2020年、アビスパ福岡へ期限付き移籍[14]

ジェフユナイテッド千葉

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2021年、ジェフユナイテッド千葉に完全移籍で加入[15]

2023年11月11日、2023年シーズンをもって契約満了となり、退団することが発表された[16]

ヴェルスパ大分復帰

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2023年12月25日、ヴェルスパ大分への加入が発表された[17]。10年ぶりの復帰となる。

人物

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2020年7月29日、サッカーダイジェスト誌のインタビューにて柿谷曜一朗は「天才」を挙げるなら、という質問内容に(小野伸二とイニエスタは別格として)ランキングの3位に福満を挙げた。理由は「ひとりでチームを回せるわけではないし、ミスも少なくないけど、アイデアにオリジナリティがある。独自の感性を持っている『天才気質』の選手」と話した[18]

所属クラブ

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個人成績

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国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2010 KSSC 5 九州 16 7 - - 16 7
2011 14 17 14 - - 17 14
2012 H大分
/V大分
25 JFL 30 8 - 2 1 32 9
2013 10 30 5 - 2 1 32 6
2014 25 13 - 2 2 27 15
2015 山口 7 J3 35 19 - 1 0 36 19
2016 J2 40 5 - 2 0 42 5
2017 C大阪 17 J1 5 0 12 2 6 2 23 4
2018 20 1 1 0 3 1 24 2
2019 0 0 7 1 0 0 7 1
水戸 J2 19 3 - 1 0 20 3
2020 福岡 26 2 - - 26 2
2021 千葉 16 36 3 - 2 0 38 3
2022 17 34 0 - 0 0 34 0
2023 15 0 - 0 0 15 0
2024 V大分 10 JFL -
通算 日本 J1 25 1 20 3 9 3 54 7
日本 J2 170 13 - 5 0 175 13
日本 J3 35 19 - 1 0 36 19
日本 JFL 85 26 - 6 4 91 30
日本 九州 33 21 - - 33 21
総通算 348 80 20 23 21 7 389 90
国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 期間通算
出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 期間通算
2017 C大23 17 J3 1 0 1 0
通算 日本 J3 1 0 1 0
総通算 1 0 1 0

その他公式戦

国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFCACL
2018 C大阪 17 3 1
通算 AFC 3 1

タイトル

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クラブ

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レノファ山口FC
セレッソ大阪

個人

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脚注

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  1. ^ J1昇格を目指す4位水戸、C大阪からMF福満を期限付き移籍で獲得”. サッカーキング (2019年7月11日). 2020年7月28日閲覧。
  2. ^ a b Jリーグサッカーキング 2015, p. 23.
  3. ^ 福満 隆貴選手入団のお知らせ HOYO AC ELAN 大分 公式サイト、2012年1月23日
  4. ^ “工場勤務から成り上がった背番号17 存在感増すC大阪・福満”. スポーツニッポン. (2017年9月20日). https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/09/20/kiji/20170920s00002179045000c.html 2017年10月23日閲覧。 
  5. ^ 第16回日本フットボールリーグ表彰式 開催!”. JFLオフィシャルサイト (2014年12月10日). 2023年11月29日閲覧。
  6. ^ 黒木恭平選手、福満隆貴選手 加入のお知らせ”. RENOFA YAMAGUCHI FC OFFICIAL WEB SITE (2014年12月22日). 2023年11月29日閲覧。
  7. ^ 2015明治安田生命J3リーグ 第32節 福満 隆貴 選手(山口)ハットトリック達成』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2015年10月4日http://www.jleague.jp/release/post-38689/2015年11月27日閲覧 
  8. ^ “【C大阪】J2山口からMF福満を完全移籍で獲得”. スポーツ報知. (2016年12月22日). https://web.archive.org/web/20161222222657/http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20161222-OHT1T50157.html 2016年12月22日閲覧。 
  9. ^ a b 大西史恭 (2018年4月11日). “数年前まで工場勤務、26歳が初ゴール セ大阪・福満”. 朝日新聞. https://www.asahi.com/articles/ASL4C4WDWL4CUTQP013.html 2018年4月12日閲覧。 
  10. ^ “C大阪がセビリアに3失点完敗で今季ホーム初黒星”. 日刊スポーツ. (2017年7月17日). https://www.nikkansports.com/soccer/news/1857338.html 2017年10月23日閲覧。 
  11. ^ ステップアップ遂げる苦労人がJ1初ゴール!C大阪MF福満「長かったけどこれは通過点」”. ゲキサカ (2018年4月12日). 2023年11月29日閲覧。
  12. ^ “遅咲きの男”C大阪MF福満が偉業 ACL初ゴールで国内全カテゴリーの主要大会“制覇””. 2023年5月13日閲覧。
  13. ^ 福満 隆貴選手 セレッソ大阪より期限付き移籍加入のお知らせ 水戸ホーリーホック 2019年7月11日
  14. ^ 福満 隆貴 選手 セレッソ大阪より期限付き移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)アビスパ福岡、2019年12月24日https://www.avispa.co.jp/news/post-281612020年4月21日閲覧 
  15. ^ 福満隆貴選手の加入について』(プレスリリース)ジェフユナイテッド市原・千葉、2020年12月24日https://jefunited.co.jp/news/2020/12/top/160879086014078.html2021年1月2日閲覧 
  16. ^ 福満隆貴選手の契約について』(プレスリリース)ジェフユナイテッド市原・千葉、2023年11月11日https://jefunited.co.jp/news/detail/21562023年12月14日閲覧 
  17. ^ 福満 隆貴(ふくみつ たかき)選手 ジェフユナイテッド市原・千葉より加入のお知らせ”. ヴェルスパ大分 公式サイト (2023年12月25日). 2023年12月25日閲覧。
  18. ^ 柿谷曜一朗が挙げる天才たち「イニエスタと小野さんは別格として、1位は…」”. 2024年1月21日閲覧。
  19. ^ 2015明治安田生命J3リーグ第1節山口vs.鳥取戦結果 - 2015年3月15日 Jリーグ
  20. ^ 2015明治安田生命J3リーグ第2節山口vs.Jリーグ・U-22選抜戦結果 - 2015年3月21日 Jリーグ

参考資料

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関連項目

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外部リンク

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