福元悠真
中日ドラゴンズ #209 | |
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![]() 支配下選手時代 2022年6月17日 マツダスタジアム | |
基本情報 | |
国籍 |
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出身地 | 奈良県高市郡明日香村 |
生年月日 | 1999年12月1日(25歳) |
身長 体重 |
180 cm 85 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 外野手、一塁手、三塁手 |
プロ入り | 2021年 ドラフト6位 |
初出場 | 2022年7月7日 |
年俸 | 620万円(2025年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
この表について
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福元 悠真(ふくもと ゆうま、1999年12月1日 - )は、奈良県高市郡明日香村出身[2]のプロ野球選手(外野手・育成選手)。右投右打。中日ドラゴンズ所属。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]明日香村立明日香小学校2年時より明日香フレッシュジュニアーズで野球を始める。U-12日本代表にも選ばれ世界大会に出場した。聖徳中学時は奈良葛城ボーイズでプレーし、全国大会4強[3]。
智辯学園高等学校では高校通算45本塁打[4]。2年春の第88回選抜高等学校野球大会では全試合で4番打者を任される。2回戦の鹿児島実業高校戦では2点本塁打を放つなど活躍し[5]、チームの初優勝に貢献した。2年夏、3年春の甲子園にも出場。3年夏は県大会準決勝で天理高校に敗れ、出場はならなかった。1学年上に村上頌樹、同学年に松本竜也がいる。
高校卒業後は大阪商業大学に進学。1年春からベンチ入りするも、1年秋から怪我に悩まされ万全な状態でプレーできない日々が続いた[6]。4年生時には主将を務めるも怪我の状況はなかなか改善せず、ドラフト指名がなければ野球をやめることも考えていたという[4][7]。2学年上に大西広樹、小野寺暖、プロでも同チームとなる橋本侑樹がいる。
2021年10月11日に行われたドラフト会議にて、中日ドラゴンズから6巡目で指名を受けた。11月12日、契約金3000万円、年俸720万円で契約した(金額は推定)[6]。背番号は23[8]。
中日時代
[編集]2022年は、7月5日に2度目の一軍合流を果たすと[9]、7月7日の横浜DeNAベイスターズ戦(横浜スタジアム)で「3番・左翼手」としてプロ初出場・初先発出場[10]。同試合の4打席目となる9回表に山﨑康晃からプロ初安打を記録した[11]。7月23日に長崎ビッグNスタジアムで開催されたフレッシュオールスターゲームでは、ブライト健太の代替選手として出場し、5回無死満塁で三浦銀二から左前適時打を放つ活躍を見せた[12]。オフの11月8日に、現状維持の推定年俸720万円で契約を更改した[13]。
2023年はウエスタン・リーグで打率.321、2本塁打と結果を残したが一軍での出場はなかった[14]。9月に右肩を痛め、11月に「右肩鏡視下関節唇形成術」の手術を受けた。このため、10月31日、育成選手として再契約することを前提とした戦力外通告を受けた[15]。オフに50万円減の推定年俸670万円で契約を更改し[14]、背番号は209に変更された[16]。
2024年はリハビリに専念し、公式戦での出場はなかった。オフに50万円減の推定年俸620万円で契約更改[17]。
選手としての特徴・人物
[編集]豪快なフルスイングから広角に強い打球が撃てる類い稀な長打力が魅力[3][18][19][4]。中日のアマスカウト・アドバイザーを務める中田宗男は「パワーヒッターでありながら柔軟性を持ち合わせている」と評している[20]。
大学時代は長い間右肩や右足太ももの故障に悩まされ、「(当時は)正直、自分はもうプロは厳しいと思っていました。(指名されない)覚悟もしていたので、当日はドキドキというよりも“早く始まって欲しいけれど来てほしくない”という複雑な気持ちでした。ドラフトの1週間くらい前から、眠れなかったり食欲もなくなったり。会見場も本当は(設定する)予定がなかったんですけれど、急きょ設けられて。ただ、当日までと、当日、あの場で待っている間は苦しかったですね。(ドラフトで)指名されたことは嬉しかったです。でも、指名されて終わりではなくて、むしろここからが本当の戦いだと、逆に気合いが入りました」と語っている[21]。なお、ドラフトで指名されなかった場合は海外留学や経営者を目指すことを考えていたという[22]。
岡本和真は智弁学園高校の3学年先輩であり、奈良県内で開かれた野球塾の同門だった[23][24]。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2022 | 中日 | 1 | 4 | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .250 | .250 | .250 | .500 |
通算:1年 | 1 | 4 | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .250 | .250 | .250 | .500 |
- 2024年度シーズン終了時
年度別守備成績
[編集]年 度 |
球 団 |
外野 | |||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2022 | 中日 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- |
通算 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- |
- 2024年度シーズン終了時
記録
[編集]- 初記録
- 初出場・初先発出場:2022年7月7日、対横浜DeNAベイスターズ10回戦(横浜スタジアム)、「3番・左翼手」で先発出場[10]
- 初打席:同上、1回表に東克樹から二ゴロ[27]
- 初安打:同上、9回表に山﨑康晃から中前安打[11]
背番号
[編集]登場曲
[編集]脚注
[編集]- ^ 「中日 - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年11月16日閲覧。
- ^ 「「開幕一軍」と意気込み 中日6位指名の福元」『奈良新聞』2021年10月12日。2022年2月18日閲覧。
- ^ a b 「福元悠真(中日ドラゴンズ)」週刊ベースボールONLINE。2022年2月13日閲覧。
- ^ a b c 「《ドラフト》「語学留学しようと」野球をやめる覚悟のスラッガーは、なぜ<中日6位>に指名された? スカウトが明かす決断の理由」『Number Web』2021年10月22日。2022年2月13日閲覧。
- ^ 「センバツ スコア速報 鹿児島実 対 智弁学園」『日刊スポーツ』2016年3月25日。2022年2月13日閲覧。
- ^ a b 「【中日】6位指名された大商大の福元悠真 出世頭のレギュラー獲りへ第6の男が気合」『中日スポーツ』2021年11月13日。2022年2月13日閲覧。
- ^ 「打棒魅力のドラフト候補、大商大主将・福元悠真にスカウト熱視線「パワーヒッターながら柔軟性も」」『中日スポーツ』2021年9月23日。2022年2月13日閲覧。
- ^ a b 「「ブライト、鵜飼には負けない」背番号「23」の6位・福元悠真、上位指名の大卒右打ち強打者にライバル心メラメラ【中日新入団発表】」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2021年12月17日。2025年2月7日閲覧。
- ^ 「【中日】ドラ6福元悠真が1軍合流 2軍で3本塁打「少ないチャンスをものにしたい」」『中日スポーツ』2022年7月4日。2022年7月8日閲覧。
- ^ a b 「【中日スタメン】ドラ6ルーキー福元悠真が3番左翼 プロ初スタメン初出場で主軸抜てき」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』中日新聞社、2022年7月7日。2022年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月7日閲覧。
- ^ a b 「【中日】初スタメンのルーキー福元、DeNA守護神・山﨑撃ちでプロ初安打!」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』中日新聞社、2022年7月7日。2022年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月7日閲覧。
- ^ 「【フレッシュ球宴】中日福元悠真が左前適時打「1点取りたい気持ちで打席」ブライト健太の代役」『日刊スポーツ』2022年7月23日。2022年8月30日閲覧。
- ^ 「【中日】福元悠真、現状維持の720万円でサイン 勝負の2年目は「開幕から1軍に」」『中日スポーツ』2022年11月8日。2022年11月10日閲覧。
- ^ a b 「【中日】福元悠真、50万円減の670万円、ギプス姿で契約更改「どん底に落ちた。まじかって…」来季育成契約」『スポーツ報知』2023年11月26日。2025年2月6日閲覧。
- ^ 「中日が岡田俊哉、近藤廉、福元悠真、星野真生の4選手に戦力外通告 それぞれ育成契約へ」『中日スポーツ』2023年10月31日。2023年10月31日閲覧。
- ^ a b 「中日が新加入選手などの背番号を発表…中田翔は『6』中島宏之は『9』、現存選手は岡林勇希が『1』細川成也が『55』に」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2023年12月14日。2023年12月18日閲覧。
- ^ 「【中日】福元悠真が50万円減の620万円で契約更改 育成契約の今季試合出場なし 来季は「打倒・細川」」『スポーツ報知』2024年11月15日。2025年2月6日閲覧。
- ^ 「【中日】6位ルーキー福元悠真フリー打撃で広角に鋭い打球連発」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2022年2月13日。2022年7月9日閲覧。
- ^ 「【中日2軍】福元、鵜飼が2者連続本塁打!ともに左翼へ放り込み持ち味の長打力を発揮」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2022年7月1日。2022年7月9日閲覧。
- ^ 「打棒魅力のドラフト候補、大商大主将・福元悠真にスカウト熱視線「パワーヒッターながら柔軟性も」」『中日スポーツ』2021年9月23日。2022年8月30日閲覧。
- ^ 「《ドラフト》「語学留学しようと」野球をやめる覚悟のスラッガーは、なぜ<中日6位>に指名された? スカウトが明かす決断の理由(沢井史)」『Number Web』2021年10月22日、2頁。2022年7月9日閲覧。
- ^ 「《ドラフト》「語学留学しようと」野球をやめる覚悟のスラッガーは、なぜ<中日6位>に指名された? スカウトが明かす決断の理由(沢井史)」『Number Web』2021年10月22日、3頁。2022年7月9日閲覧。
- ^ 「【中日】ルーキー福元悠真が1軍合流 巨人の「岡本くん」と再会できるまで1軍しがみつく意気込み」『中日スポーツ』2022年4月12日。2022年8月30日閲覧。
- ^ 「中日ドラフト6位福元悠真は巨人岡本和と同じ野球塾出身「打者として信頼得られる選手になりたい」」『中日スポーツ』2021年10月23日。2022年8月30日閲覧。
- ^ 「【中日】福元悠真、奈良県出身の一般女性と結婚 キャンプ2軍スタートも途中から1軍昇格」『日刊スポーツ』2023年3月11日。2023年3月11日閲覧。
- ^ 「【中日】福元悠真が結婚! シーズン終了後に“思い出の場所”でプロポーズ「お互いが笑顔でいられるように」」『中日スポーツ』2023年3月11日。2023年3月11日閲覧。
- ^ 「中日・ルーキー福元悠真 プロ初打席はセカンドゴロ SNSでは「これからがめちゃくちゃ楽しみね」の声」『日テレNEWS』日本テレビ放送網株式会社、2022年7月7日。2022年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月7日閲覧。
- ^ 「選手登場曲」『中日ドラゴンズ オフィシャルウェブサイト』中日ドラゴンズ。2022年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月26日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 福元悠真 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 福元悠真 (@yuma.fukumoto) - Instagram