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石田信号所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
石田信号所
廃止後の様子(1946年)
帰属:国土交通省「国土画像情報(カラー空中写真)」
配布元:国土地理院地図・空中写真閲覧サービス
いしだ
所在地 富山県下新川郡石田村堀切
所属事業者 富山電気鉄道
開業年月日 不明
廃止年月日 1940年(昭和15年)6月1日
乗入路線 2 路線
所属路線 本線
キロ程 35.6 km(電鉄富山起点)
(1.6 km) 西三日市
所属路線 石田線(臨港線)
キロ程 -- km(三日市起点)
堀切 (-- km)
(-- km) 生地口
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石田信号所(いしだしんごうじょ)は、かつて富山県下新川郡石田村堀切にあった富山電気鉄道(現・富山地方鉄道)の信号所本線と石田線(臨港線)の平面交差地点に設置されていた[1]

歴史

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富山電気鉄道が魚津駅(現・新魚津駅)から北へ延伸する際、当初は黒部鉄道石田港駅に乗り入れる予定であったが、計画が変更され、同線および鉄道省北陸本線と交差して西三日市駅(現・電鉄黒部駅)に接続した[2]

北陸本線とは同線を跨ぐ立体交差(オーバーパス)で対応したが、黒部鉄道線とは平面交差となり、黒部鉄道側からの要請で交差地点に運転保安上の設備として設置されたのが石田信号所であった[3]

1940年(昭和15年)6月1日に石田線が廃止される[4]。これにより平面交差が解消され、信号所も同時に廃止された[3][5]

隣の駅

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富山電気鉄道
本線
経田駅 - (石田第二信号所) - (石田信号所) - 西三日市駅
富山電気鉄道
石田
生地口駅 - (石田信号所) - 堀切駅

脚注

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  1. ^ 今尾恵介『地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み 富山地方鉄道・北陸鉄道・箱根登山鉄道』白水社、2023年、121頁。ISBN 978-4-560-09354-2 
  2. ^ 今尾恵介『地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み 富山地方鉄道・北陸鉄道・箱根登山鉄道』白水社、2023年、118-119頁。ISBN 978-4-560-09354-2 
  3. ^ a b 今尾恵介『地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み 富山地方鉄道・北陸鉄道・箱根登山鉄道』白水社、2023年、122頁。ISBN 978-4-560-09354-2 
  4. ^ 「鉄道運輸営業廃止」『官報』1940年8月7日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  5. ^ 今尾恵介『日本鉄道旅行地図帳』 6 北信越、新潮社、2008年、37頁。ISBN 978-4-10-790024-1 

関連項目

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