石津泰志
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いしづ やすし 石津 泰志 | |
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職業 | メカニックデザイナー、アニメーター、ゲーム監督 |
活動期間 | 1981年 - 現在 |
石津 泰志(いしづ やすし)は、日本のメカニックデザイナー・アニメーター。スタジオぬえ出身で、1980年代から数々のSFアニメ作品においてメカニックデザインを担当。近年では『宇宙戦艦ヤマト』シリーズのメカデザインを手がける。またゲーム業界にも進出し、『Panzer Front』シリーズなどのゲーム監督も務めた。
略歴
[編集]1980年代初頭にスタジオぬえの前身であるクリスタルアートスタジオ主催のワークショップ参加をきっかけに業界入り。『黄金戦士ゴールドライタン』(1981年)で敵メカデザイン補佐としてデビュー後、『超時空世紀オーガス』(1983年)で宮武一貴、千葉昌宏らと本格的にメカデザイナーとして活動を開始した。
1984年の『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』、1985年『ダーティペア』OVA作品、1987年『破邪大星ダンガイオー』などでメカニカルデザインを担当。1989年『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』、1991年『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』にも参加している。
1990年代はゲーム業界に転向。『Panzer Front』シリーズの監督として約7年間活動した。この期間はほとんど作画を行わなかったというが、『天外魔境II 卍MARU』(1992年)や『ヴェルデセルバ戦記 翼の勲章』(1997年)などにも関与した。
2000年代後半に出渕裕の誘いを受けアニメ業界に復帰。2007年の『地球へ…』にメカニカルデザイナーとして参加。2012年の『宇宙戦艦ヤマト2199』では特にガミラス帝国の艦艇を中心にデザインを担当し、その緻密なリアリティあるデザインが高く評価された。以降、『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』、『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』などヤマトシリーズの主要メカデザイナーとなっている。
主な参加作品
[編集]テレビアニメ・OVA
[編集]- 『黄金戦士ゴールドライタン』(1981年)
- 『超時空世紀オーガス』(1983年)
- 『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』(1984年)
- 『ダーティペア』シリーズ(1985年-1987年)
- 『破邪大星ダンガイオー』(1987年)
- 『クラッシャージョウ 氷結監獄の罠』(1989年)
- 『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』(1989年)
- 『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』(1991年-1992年)
- 『地球へ…』(2007年)
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』(2012年)
- 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』(2017年)
- 『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』(2021年)
- 『ヤマトよ永遠に REBEL3199』(2024年)
ゲーム
[編集]- 『天外魔境II 卍MARU』(1992年)
- 『ヴェルデセルバ戦記 翼の勲章』(1997年)
- 『Panzer Front』シリーズ(1999年~2004年)
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 『宇宙戦艦ヤマト2199 公式設定資料集』
- 『宇宙戦艦ヤマト2199 艦艇精密機械画集 HYPER MECHANICAL DETAIL』
- マイナビニュース 出渕裕インタビュー『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』関連
略歴
[編集]1980年代初頭、スタジオぬえの前身であるクリスタルアートスタジオが主催するワークショップに参加し、メカデザインの仕事を始めるきっかけを得た。初参加作品は1981年の『黄金戦士ゴールドライタン』で、一部の敵メカデザインを担当。1983年には『超時空世紀オーガス』で宮武一貴、千葉昌宏らと共に本格的にメカニックデザイナーとして活動を開始した。
1984年公開の劇場版『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』でメカニックデザイン協力として参加し、『ダーティペア』シリーズ、『破邪大星ダンガイオー』、『クラッシャージョウ(OVA)』、『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』など、数々のSFアニメ作品に携わった。
1990年代はアニメから離れてゲーム業界へ転身。特に戦車戦をリアルに再現したゲーム『Panzer Front』シリーズの開発・監督に約7年間従事し、この間ほとんど作画活動を行わなかったという。『天外魔境II 卍MARU』や『ヴェルデセルバ戦記 翼の勲章』などゲーム分野でも幅広く活動した。
2000年代後半に出渕裕の誘いでアニメ業界に復帰。復帰作の『地球へ…』(2007年)以降、精力的にアニメ作品でメカニックデザインを担当。2010年代の『宇宙戦艦ヤマト2199』ではガミラス帝国側の艦艇デザインを主に担当し、その緻密でリアルなデザインは高く評価された。以降も『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』、『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』、『ヤマトよ永遠に REBEL3199』などシリーズを通じて重要な役割を担っている。
また『ハイスクール・フリート』の世界観デザイン、『HUMAN LOST 人間失格』や『メタリックルージュ』にも参加するなど、活動の幅を広げている。
主な参加作品
[編集]テレビアニメ・OVA
[編集]- 『黄金戦士ゴールドライタン』(1981年) - メカニックデザイン補佐
- 『超時空世紀オーガス』(1983年) - メカニックデザイン
- 『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』(1984年) - メカニックデザイン協力
- 『ダーティペア』シリーズ
- テレビシリーズ(1985年)
- OVA『ノーランディアの謎』(1985年) - メカニカルデザイン
- OVAシリーズ(1987年) - メカニカルデザイン
- 『破邪大星ダンガイオー』(1987年) - メカニックデザイン
- 『クラッシャージョウ 氷結監獄の罠』(1989年) - メカニカルデザイン
- 『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』(1989年) - メカニカルデザイン協力
- 『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』(1991–1992年) - メカニカルデザイン
- 『地球へ…』(2007年) - メカニカルデザイン
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』(2012–2013年) - メカニカルデザイン
- 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』(2017–2019年) - メカニカルデザイン
- 『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』(2021–2022年) - メカニカルデザイン
- 『ヤマトよ永遠に REBEL3199』(2024年~) - メカニカルデザイン
ゲーム
[編集]- 『天外魔境II 卍MARU』(1992年) - メカニカルデザイン
- 『ヴェルデセルバ戦記 翼の勲章』(1997年) - ゲームデザイン
- 『Panzer Front』シリーズ(1999年–2004年) - ディレクター
関連項目
[編集]参考文献
[編集]- 『宇宙戦艦ヤマト2199 公式設定資料集』
- 『宇宙戦艦ヤマト2199 艦艇精密機械画集 HYPER MECHANICAL DETAIL』
- マイナビニュース - 出渕裕インタビュー(『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』関連)