石本藤雄
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いしもと ふじお 石本 藤雄 | |
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生誕 |
1941年 日本 愛媛県伊予郡砥部町 |
出身校 | 東京藝術大学 |
活動期間 | 1964年 - |
公式サイト | MUSTAKIVI KOLME |
石本 藤雄 (いしもと ふじお、1941年3月10日 - )は、日本のテキスタイルデザイナー。マリメッコ社(フィンランド)のテキスタイルデザイナーとして活躍。
来歴・人物
[編集]- 1941年、愛媛県伊予郡砥部町に生まれる。砥部焼の窯元があった場所に育ち、家業のみかん栽培を手伝いながら、家の中でいつも何かをつくっている子どもだった[1]。
- 砥部町立砥部中学校、愛媛県立松山南高等学校卒業。
- 1960年、1年の浪人のあと、東京藝術大学美術学部工芸科グラフィックデザイン専攻に入学[2]。同じ専攻の同級生に松永真、上條喬久がいる。
- 1964年、東京藝術大学美術学部工芸科グラフィックデザイン専攻を卒業。
- 1964年、市田株式会社に入社。宣伝課で広告デザインを手がける[3]。
- 1970年、市田株式会社を退職[3]。
- 1970年、フィンランドへ渡る[2]。ヘルシンキのディッセンブレ社にてデザイナーとして在籍[3]。
- 1974年、マリメッコ社のテキスタイルプリントデザイナーとして在籍[3]。
- 1989年、フィンランドの製陶所「アラビア (フィンランド)」で陶芸作品の制作を開始[2]。
- 2006年、マリメッコ社を定年退職。32年間に400点もの作品を手がけた[2]。
- 2013年9月、愛媛県で初の個展を開催[4]。
- 2017年、松山市中心部にギャラリー兼茶房「MUSTAKIVI(ムスタキビ)」を開店[2]。
- 2020年4月、「MUSTAKIVI」を閉店[2]。
- 2020年秋、拠点を半世紀過ごしたフィンランドから愛媛県松山市へ移した。9月19日、ギャラリー、ショップ、オフィスの三つを兼ねる新店舗「Mustakivi Kolme(ムスタキビ・コルメ)」をオープン[2]。
受賞歴
[編集]- 1983年、レスコー賞(アメリカ)受賞
- 1991年、工芸工業賞(フィンランド)受賞[5]
- 1994年、カイ・フランク賞(フィンランド)受賞
- 1997年、ヘルシンキ市文化賞受賞
- 2010年、フィンランドの芸術家に贈られる最高位「フィンランド獅子勲章プロ・フィンランディア・メダル」受賞[6]
- 2011年、旭日小綬章受章[7]
参考文献
[編集]- 石本 藤雄『石本藤雄の布と陶』パイインターナショナル、2012年12月11日。ISBN 9784756243010。
脚注
[編集]- ^ “Premium Salon 石本藤雄を囲むアーティストたち 2019.05.31 1.北欧の人気ブランド「マリメッコ」「アラビア」の石本藤雄がデザイン界に与えた影響”. Premium Japan (2019年5月31日). 2020年10月5日閲覧。
- ^ a b c d e f g “マリメッコ」元デザイナーの79歳、フィンランドから松山へ 新たな創作に意欲”. 毎日新聞 (2020年10月3日). 2020年10月5日閲覧。
- ^ a b c d “石本藤雄展 布と陶に咲く花”. 三菱地所アルティアム (2010年10月6日). 2020年10月5日閲覧。
- ^ “元マリメッコのデザイナー石本藤雄が、故郷・愛媛で初個展を開催”. 株式会社ファッションヘッドライン (2013年9月20日). 2020年10月5日閲覧。
- ^ “元マリメッコデザイナー、初の故郷凱旋!石本藤雄展「布と遊び、土と遊ぶ」”. 四国大陸 (2013年9月13日). 2020年10月5日閲覧。
- ^ “フィンランド冬便り(上)デザイナー・石本藤雄”. MSN産経ニュース. (2012年12月4日)
- ^ 石本藤雄氏への叙勲伝達式 - 在フィンランド日本国大使館
外部リンク
[編集]- MUSTAKIVI KOLME ホームページ
- 石本藤雄 (@mustakivi.jp) - Instagram
- 石本藤雄 (@mustakivi_jp) - X(旧Twitter)
- 石本藤雄 (mustakivi.jp) - Facebook
- 石本藤雄 - マリメッコ
- 石本藤雄展 布と陶 -冬-