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石川県道227号八野高松線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一般県道石川県道
石川県道227号標識
石川県道227号八野高松線
路線延長 4.345km(実延長総計)
陸上区間 4.345km
制定年 1960年昭和35年)
起点 石川県かほく市八野
主な
経由都市
かほく市
終点 県道高松交差点
(かほく市高松)
接続する
主な道路
記法
国道471号
国道159号
国道249号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

石川県道227号八野高松線(いしかわけんどう227ごう はちのたかまつせん)は、石川県かほく市内を通る一般県道石川県道)である。

概要

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かほく市北部(旧河北郡高松町)を縦断する。起点のあるかほく市八野や隣接する同市瀬戸町、および同市中沼は高松町の前身である羽咋郡南大海村を構成する集落群であり、このうち八野は同村成立の1889年明治22年)から村役場が置かれた中心地[1]でもあった。当県道は同地区と高松町[2]の中心部である高松とを結ぶ主要道路の1つであり、八野からは大海川に沿って上流部にある羽咋郡河合谷村とを結ぶ「箕打(みうち)往来」の一部でもあった。1905年(明治38年)には道路組合を設立して改修にあたるなど、往来の整備に努めた。一方、現在の中町通りにあたる区間は、黒い瓦屋根と格子戸のある家並みが続くかつての「能登街道」の宿場町であった。藩政時代には、現在の当県道終点近くにあたる宿場町南端には口銭場[3]が設置され、明治時代には同地区から各地へ通じる道路が放射状に整備され、更に大正時代には道路元標が現在のJA石川かほく 高松支店前に設置されるなど、河北郡北部の中心街として栄えた。1877年(明治10年)に御門跡往来[4]が開通すると、往来としての重要性が薄れた。その後も市町村合併を経ながらもなお、高松地区の中心部であり続けており、沿道には上伊丹町商店街や下伊丹町商店街などの各商店街が軒を連ねている。

路線データ

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歴史

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  • 1960年昭和35年)10月15日:路線認定。
  • 1994年平成6年)以降、石川県道二ツ屋宇ノ気線と重複していた中沼地内の中沼バス停近くの十字路から内高松交差点に至る重複区間が河北縦断道路(石川県道59号高松津幡線)の整備とともに、当県道も新道部に移った。

路線状況

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車道は、起点から内高松交差点までの区間[5]、および北陸銀行 かほく支店・かほく市たかまつまちかど交流館(旧北國銀行 高松支店)前の交差点から終点まで(通称・中町通り)は両側2車線(片側1車線)が確保されている。このうち、中町通りは対面通行区間ではなく、中央部に川が流れ、更に縁側に桜を植えた親水性の高い桜並木が続いている。これら以外の区間は1.5車線程度の幅員である。歩道は瀬戸町地内と中沼地内から高松病院口交差点までと、中町通りにそれぞれ設けられている。

高松病院口交差点から中町通りにかけて、道路中央部に地下水を水源とする消雪パイプが設置されている。沿道には県道番号標識は立てられていない。当県道内の警戒標識、デリニエーターには当県道番号のシールが貼付されている。

通称

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  • 中町通り(かほく市高松地内)

重複区間

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  • 石川県道59号高松津幡線(河北縦断道路)(かほく市中沼・中沼交差点 - 同市内高松・高松病院口交差点)

バス路線

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  • かほく市営バス
    • 看護大学線(中町交差点 - 車庫前)
    • 瓜生・木窪線、野寺線(起点交点 - 八野 - 瀬戸町 - 夏栗橋詰中町交差点 - 車庫前)

かつては国鉄バスも当県道を経由して、高松駅と宝達駅との間を結んでいた。

地理

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通過する自治体

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交差する道路

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周辺

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  • 大海川
  • 遺跡公園 大海西山弥生の里
  • かほく市大海交流センター
  • かほく市立大海小学校
  • カレーのチャンピオン かほく店
  • かほく市高松老人福祉センター
  • 石川県立高松病院
  • 高松運動公園
    • 高松陸上競技場
    • 高松野球場
    • 高松運動公園 庭球場
    • 高松弓道場
    • かほく市アクロス高松
  • JR七尾線 高松駅
  • カジレーネ
  • ショッピングセンターアイ
  • かほく市高松庁舎(旧高松町役場)
  • 下伊丹町商店街
  • 北陸銀行 かほく支店
  • かほく市たかまつまちかど交流館 - かほく市高松シルバー人材センター本所
  • JA石川かほく 高松支店
  • かほく市営バス車庫
  • 額神社
  • かほく市歴史公園
  • 石川県道路公社 高松除雪ステーション
  • ヤマト運輸 石川高松宅急便センター

参考文献

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  • 『道路現況調書』 石川県土木部道路整備課、2010年
  • 『道路現況調書』 石川県土木部道路整備課、2009年
  • 『石川県高松町史』 高松町史編纂委員会、1974年

脚注

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  1. ^ 1935年昭和10年)に同村夏栗へ移転。
  2. ^ 1922年大正11年)に町制を施行する前は高松村であった。
  3. ^ 貨物輸送の手数料などの口銭(くちせん)を徴収する料金所のようなもの。
  4. ^ かほく市二ツ屋から同市内高松や同市横山を経て宇ノ気に経る。1960年昭和35年)10月15日から1994年平成6年)3月31日まで石川県道として認定されていた石川県道二ツ屋宇ノ気線(現在の石川県道59号高松津幡線の旧区間)にあたる。
  5. ^ このうち、中沼交差点から高松病院口交差点までは河北縦断道路(石川県道59号高松津幡線)と重複。

関連項目

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