石崎晴己
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石崎 晴己(いしざき はるみ、1940年10月4日[1] - 2023年10月22日)は、日本のフランス文学者、翻訳家。青山学院大学名誉教授。
ジャン=ポール・サルトルを専門とする。ブルデューやエマニュエル・トッドの翻訳書も数多く刊行した。
生涯
[編集]早稲田大学仏文科卒、同大学院博士課程単位取得満期退学。ナンシー大学博士課程に留学ののち、立正女子大学助教授、青山学院大学文学部教授、同学部長、青山学院大学総合文化政策学部教授、同学部長等を経て、青山学院大学名誉教授。
単著
[編集]編訳著
[編集]- 『エマニュエル・トッド 世界像革命』(藤原書店) 2001
共編著
[編集]翻訳
[編集]- 『伝記アルベール・カミュ』(H・R・ロットマン、大久保敏彦共訳、清水弘文堂) 1982
- 『戦争・教会 他』(セリーヌ、国書刊行会、セリーヌの作品14) 1984
- 『ソ連邦の歴史1 レーニン - 革命と権力』(エレーヌ・カレール・ダンコース、新評論) 1985
- 『知識人の覇権 20世紀フランス文化界とサルトル』(A・ボスケッティ、新評論) 1987
- 『構造と実践 ブルデュー自身によるブルデュー』(ピエール・ブルデュー、新評論) 1988、のち藤原書店 1991
- 『実存主義とは何か』(サルトル、伊吹武彦・海老坂武共訳、人文書院) 1996
- 『ホモ・アカデミクス』(ブルデュー、東松秀雄共訳、藤原書店) 1997
- 『サルトルの世紀』(ベルナール=アンリ・レヴィ、監訳、藤原書店) 2005
- 『サルトル』(アニー・コーエン=ソラル、白水社・文庫クセジュ) 2006
- 『レーニンとは何だったか』(エレーヌ・カレール・ダンコース、東松秀雄共訳、藤原書店) 2006.6
- 『サルトル伝』(アニー=コーエン・ソラル、藤原書店) 2015
- 『敗走と捕虜のサルトル』(ジャン=ポール・サルトル、藤原書店) 2018
エマニュエル・トッド
[編集]- 『新ヨーロッパ大全』1-2(エマニュエル・トッド、東松秀雄共訳、藤原書店) 1992 - 1993
- 『移民の運命 同化か隔離か』(トッド、東松秀雄共訳、藤原書店) 1999
- 『世界像革命 家族人類学の挑戦』(トッド、荻野文隆ほか共訳、藤原書店) 2001
- 『帝国以後 アメリカ・システムの崩壊』(トッド、藤原書店) 2003
- 『文明の接近 「イスラームvs西洋」の虚構』(トッド/ユセフ・クルバージュ、藤原書店) 2008
- 『デモクラシー以後 協調的「保護主義」の提唱』(トッド、藤原書店) 2009
- 『自由貿易は、民主主義を滅ぼす』(トッドほか、編、藤原書店) 2010
- 『アラブ革命はなぜ起きたか デモグラフィーとデモクラシー』(トッド、藤原書店) 2011
- 『最後の転落 ソ連崩壊のシナリオ』(トッド、監訳、中野茂共訳、藤原書店) 2013
- 『不均衡という病』(トッド、藤原書店) 2014
- 『トッド 自身を語る』(トッド、編訳、藤原書店) 2015
- 『家族システムの起原』(トッド、藤原書店) 2016
参考
[編集]脚注
[編集]- ^ 『現代物故者事典 2021〜2023』日外アソシエーツ、2024年、p.44。
- ^ “エマニュエル・トッド氏の著作を紹介 仏文学者の石崎晴己氏が死去”. 産経新聞. (2023年10月25日) 2023年10月25日閲覧。