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知駒岳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
知駒岳
幌延町の問寒別から望む知駒岳と摺鉢山
標高 529.1 m
所在地 日本の旗 日本 北海道
天塩郡幌延町
枝幸郡中頓別町
位置 北緯44度57分29秒 東経142度09分00秒 / 北緯44.95806度 東経142.15000度 / 44.95806; 142.15000 (知駒岳)座標: 北緯44度57分29秒 東経142度09分00秒 / 北緯44.95806度 東経142.15000度 / 44.95806; 142.15000 (知駒岳)
山系 宗谷丘陵
知駒岳の位置(北海道内)
知駒岳
知駒岳 (北海道)
知駒岳の位置(日本内)
知駒岳
知駒岳 (日本)
プロジェクト 山
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知駒岳(しりこまだけ)は、北海道天塩郡幌延町枝幸郡中頓別町の2町にまたがる標高529.1mの山である。山頂には二等三角点「知駒岳」が設置されている[1]

概要

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宗谷丘陵南部に位置する山で、丘陵の中では比較的標高が高い。付近に摺鉢山が聳えており、知駒岳との間にある知駒峠道道785号が横断している。知駒峠は中頓別町の観光地の一つであり、峠から望む敏音知岳の景色が知られている。山頂には知駒中継局が設置されており、稚内市礼文町などの中継局へ伝送する役割を果たしている。知駒岳東部を流れる掬水川にはトリカブト属レイジンソウ亜属に分類されるソウヤレイジンソウが自生しており、現時点ではこの場所以外で発見されていない[2]

「知駒」の名前の由来は知駒岳東部を流れる知駒内川に由来する。知駒内川はアイヌ語の「シュルク・オマ・ナイ(トリカブトの根・ある・沢)」が語源であり、アイヌが狩猟の際に使う毒矢の毒をトリカブトの根から採取していたという[3]

登山

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道道785号から車が入れる程度の舗装路が山頂まで伸びており、道道から5分程度で登ることができる。

脚注

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  1. ^ 基準点成果等閲覧サービス”. sokuseikagis1.gsi.go.jp. 2024年12月28日閲覧。
  2. ^ 門田裕一 (2007). “アジア産トリカブト属植物(キンポウゲ科)の分類学的研究XII. 北海道産レイジンソウ亜属の1 新種, ソウヤレイジンソウ”. 植物研究雑誌 82 (1): 41-44. 
  3. ^ プレスマンユニオン編集部 (2017年5月21日). “知駒峠 | 北海道Style”. hokkaido-travel.com. 2024年12月28日閲覧。