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相鉄1000系電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

相鉄1000系電車(そうてつ1000けいでんしゃ)は、かつて相模鉄道に在籍した電車である。

概要

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1926年大正15年)[1]から1927年昭和2年)にかけて日本車輌製造で製作された、もと小田原急行鉄道(現・小田急電鉄1形東京急行電鉄大東急)デハ1150形のうち、1948年(昭和23年)に1155 - 1159・1162 - 1165の計9両が譲渡されたものである。

1951年(昭和26年)の車両番号一斉改番でモハ1000形1001 - 1009とされた。

1958年(昭和33年)には、1001 - 1003および1004 - 1006はそれぞれ3両固定編成に改造され、編成中間に入った1002・1005はパンタグラフ運転台が撤去された。また1004のみ外観が違っていたが、これは小田急時代に経堂工場で火災に遭ったままで譲渡され、相鉄の星川工場で復旧工事が行なわれたためである[2]。この6両は1963年(昭和38年) - 1964年(昭和39年)に、1001 -1003が日立電鉄、1004 - 1006が京福電気鉄道(福井支社。路線は現、えちぜん鉄道)に譲渡された。このうち京福に譲渡されたものは、同社ホデハ271形(後にモハ271形)となり、1987年(昭和62年)まで使われた。

残った1007 - 1009は足回りおよびブレーキを強化の上、1965年(昭和40年)に荷物電車に改造されモニ1000形となった。1978年(昭和53年)に日立電鉄に譲渡され、先に譲渡されていた1001 - 1003とともに旅客車として使われた。

脚注

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  1. ^ 『鉄道ピクトリアル アーカイブセレクション1 小田急電鉄1950-60』p72の記述によれば、一部車両では銘板が「大正15年」となっている。
  2. ^ 『鉄道ピクトリアル アーカイブセレクション1 小田急電鉄1950-60』p51