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相原博昭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

相原 博昭(あいはら ひろあき、1956年 - )は、日本の物理学者東京大学名誉教授。専門は素粒子物理学

概説

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東京大学名誉教授。主たる研究テーマは、素粒子物理学実験。

主な業績にトップクォークの発見への貢献、Belle実験での「B中間子系におけるCP対称の破れの発見」がある。最近は、すばる望遠鏡を用いた暗黒エネルギーの研究にもテーマを広げている。日本学術会議連携会員。

略歴

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  • 1956年 - 誕生
  • 1971年 - 麻布高校入学
  • 1974年 - 東京大学教養学部入学
  • 1976年 - 東京大学理学部物理学科進学
  • 1978年
    • 東京大学理学部物理学科卒業
    • 東京大学大学院理学系研究科入学、アメリカSLAC研究所PEP加速器での実験などに参加。
  • 1984年
    • 東京大学大学院理学系研究科博士課程終了、同助手
    • 11月 - 理学博士(東京大学)「29GeVの電子-陽電子衝突における重いクォークのレプトンを含む崩壊の研究(英語)」。
  • 1988年 - アメリカ合衆国・ローレンス・バークレー国立研究所勤務。国立フェルミ研究所での共同実験、Dzero実験チームに加わる。
  • 1995年
    • Dzero実験でのトップクォーク発見に貢献。
    • 東京大学大学院理学系研究科助教授。高エネルギー加速器研究機構での国際共同実験、Belle実験チームに加わる。
  • 2000年 - 2006年 Belle実験グループ共同代表者(Belleグループは代表者3人制、そのうちの一人)
  • 2003年4月 - 2021年3月 東京大学大学院理学系研究科教授
  • 2003年 - 井上学術賞受賞(B中間子系におけるCP不変性の破れの発見)
  • 2007年 - 東京大学数物連携宇宙研究機構・副機構長兼主任研究員(併任)。
  • 2009年 - 2012年 東京大学大学院理学系研究科 副研究科長
  • 2010年 - 2021年3月 東京大学地震研究所 高エネルギー素粒子地球物理学研究センター教授(併任)
  • 2012年4月 - 2014年3月 - 東京大学大学院理学研究科 研究科長・理学部長
  • 2012年 - ILC戦略会議委員
  • 2014年4月 - 2015年3月 東京大学理事・副学長
  • 2015年4月 - 2016年3月 東京大学副学長
  • 2016年4月 - 2021年3月 東京大学大学執行役・副学長
  • 2021年4月 - 東京大学理事・副学長
  • 2024年9月 - 東大の学費値上げを考案したことが判明

著作

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脚注

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外部リンク

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