コンテンツにスキップ

白いエゾシカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

白いエゾシカ(しろいエゾシカ、White Deer)は日本北海道に生息するエゾシカの突然変異による白変種とみられている。

アルビノの特徴の赤い目ではなく通常の目であり寿命も普通の個体と変わりない。

とても希少で見つけることは難しい。

白い鹿伝説があり見つけることが大変難しく見ると縁起が良いことから幸せになれると言われている。

分布

[編集]

北海道北部道北で目撃されていたが道東などでも確認されている。

生息

[編集]

2024年時点では全道でオス・メス合わせて10頭ほど確認されている。

伝説

[編集]
  • 神様の使いとされている:奈良春日大社の神様である武甕槌命(たけのみかづちのみこと)は白い鹿に乗ってやってきたという伝説があります。また、鹿は「禄(ろく)」と音が通じることから、幸い・喜びの意味があり、縁起物とされています。
  • 長生を祈る中国神仙思想に由来する「白鹿」という銘酒:の時代に玄宗皇帝の宮中に迷い込んだ鹿が千年生きた白鹿だと看破されたという故事に由来しています。この話を詠んだ詩には「長生自得千年寿」の一節があり、この銘酒には自然の生命の気、日々の楽しみ、長寿の願いが込められています。
  • スピリチュアル的な意味:鹿は頭に掲げる大きなツノで、宇宙からメッセージを受け取っていると言われています。鹿と偶然遭遇したとき、何らかのバランスが崩れていることを伝えてくれているかもしれません。
  • 古代中国ではの乗り物:古代は、鹿の乗り物といわれ、聖なるものと信じられてきました。
  • 見ると幸せになれると言われている。

脚注

[編集]
  1. 2011年に鶴居村遠別町にて目撃
  2. 2月頃に写真家の佐藤圭さんが撮影に成功。
  3. 4月に地元高校生が目撃、スマートフォンで撮影に成功。(2月に撮影された個体とは別個体の可能性)
  4. 5月、留萌市の写真家、龍川悠平さんが近距離撮影に成功。
  5. 2023年3月に龍川さんが別個体のメスの撮影に成功。この時近くでオスも現れ稚内市の佐藤龍也さんがオスの撮影に成功。
  6. 9月には龍川さんが白いエゾシカ親子を初めて発見し、さらに新種のオス成獣を発見。
  7. 11月に日本テレビ嗚呼!みんなの動物園」Xmasスペシャルにて写真家の龍川悠平さんが出演しテレビ初の白いエゾシカ親子の撮影に成功する。
  8. 2024年の2月頃からオス2頭・メス2頭が姿を頻繁に目撃されるようになり多くのカメラマンがその姿をカメラに収めていた。
  9. 4月になり鹿は里山に戻り姿をみせなくなる。
ファイル:名称未設定-360.jpg
白いエゾシカ親子引用:tatsukawa yuuhei
引用
オスの白いエゾシカ引用:yuuheitatsukawa

関連ニュース記事

[編集]

ウィキメディア・コモンズには、白いエゾシカに関連するカテゴリがあります。

外部リンク

[編集]
典拠管理データベース: 国立図書館
  • 日本