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甲斐青柳駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
甲斐青柳駅
かいあおやぎ
KAIAOYAGI
長沢 (0.6 km)
地図
所在地
北緯35度33分38.07秒 東経138度27分47.19秒 / 北緯35.5605750度 東経138.4631083度 / 35.5605750; 138.4631083座標: 北緯35度33分38.07秒 東経138度27分47.19秒 / 北緯35.5605750度 東経138.4631083度 / 35.5605750; 138.4631083
所属事業者 山梨交通
所属路線 電車線
キロ程 20.2 km(甲府駅前駅起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1930年昭和5年)8月6日
廃止年月日 1962年(昭和37年)7月1日
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甲斐青柳駅(かいあおやぎえき)は、山梨県南巨摩郡増穂町(現・富士川町)青柳町にあった山梨交通電車線である。

概要

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長沢集落をそのまま南へ下り、富士川町の町役場へ通じる道を越えた先にあった。相対式2面2線構造で、終着駅らしくかなり大きな駅舎を備えていた。ただし通常使用していたのは駅舎側のホームのみで、反対側のホームは荒れ果てていた。

開業当時の駅名は追分駅と称した。ただし実際の「追分」は当駅の位置から北東へかなり離れており、鰍沢への特許が失効する直前の1933年昭和8年)に地名を反映して青柳駅に改称された。この時点では国名はついていなかったが、1950年(昭和25年)に国鉄との連帯運輸開始により国名をつけた。

本来当線は甲府 - 鰍沢間の馬車鉄道の代替として敷設された面があったため、特許はこの先も鰍沢まであり、一部用地も取得されていた。その路盤が駅側のホームの車止めの先に続き、架線も張られていたが、ついにここを電車が走ることはなかった。

歴史

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廃線後の状況

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専用軌道の跡地が富士川町の町役場へ通じる道にぶつかり、唐突に行き止まりになった先が駅跡である。

かつては駅舎が残り、山梨交通の乗合自動車の転回場が設けられていたが、現在では駅舎・転回場ともに撤去され、手前側がコンビニ、奥が町民会館となって街並みの一部と化し、駅の痕跡はまったくない。

隣の駅

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山梨交通
電車線
長沢駅 - 甲斐青柳駅

脚注

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参考文献

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  • 花上嘉成『山梨交通鉄道線回想録』(「RM LIBRARY」5号、ネコ・パブリッシング刊、1999年)
  • 運輸省編『山梨軌道』(運輸省公文書)

関連項目

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