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甲子柿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

甲子柿(かっしがき)とは、小枝柿という渋柿燻蒸で渋抜きした加工品[1]岩手県釜石市甲子町の名産品[2][3]

概要

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渋柿の一種である小枝柿を、柿室(かきむろ)と呼ばれる密閉した空間で適切な温度で約1週間燻し脱渋したもの[2][3][4]

ゼリーのような食感と鮮紅色が特徴[2][3]

10月下旬~11月上旬に、主に道の駅釜石仙人峠で販売され、甲子柿まつりが行われる[3]

また、釜石市ではこの柿を使用した町おこしが行われている[5]

出典

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  1. ^ 三浦靖, 川崎栄, 佐々木勘治, 藤井サエ子, 柏木幹彦「甲子柿の最適な燻蒸脱渋方法および渋戻り抑制方法の開発」『三陸総合研究』第34巻、財団法人さんりく基金、2010年2月、89-93頁、2021年4月1日閲覧 
  2. ^ a b c 甲子柿”. 釜石市観光物産協会. 2017年11月14日閲覧。
  3. ^ a b c d 甲子柿”. 岩手県観光協会. 2017年11月14日閲覧。
  4. ^ いわての地域特産産物 甲子柿”. 岩手県. 2017年11月14日閲覧。
  5. ^ “岩手県釜石市、いぶして甘い「甲子柿」で街おこし”. 日本経済新聞. (2016年11月22日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASFB11H0E_R11C16A1L01000/ 2017年11月14日閲覧。 

外部リンク

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