玉藻稲荷神社
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玉藻稲荷神社 | |
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所在地 | 栃木県大田原市蜂巣709 |
主祭神 | 玉藻前、倉稲魂命 |
玉藻稲荷神社(たまもいなりじんじゃ)は、栃木県大田原市の神社。
概要
[編集]鳥羽院が病気の折に、陰陽師・安倍泰成の祈祷でその正体をあらわにした玉藻前は、この地に逃げ込み、蝉に身をかえ桜の木の陰に隠れていたが、須藤権守貞信、三浦介義明、千葉介常胤、上総介広常らの討伐軍によって、桜の木の側にあった池(現在神社の境内にある鏡が池)に映った真の姿を見つけられ、討たれてしまったという[1][2]。当社の北600メートルの県道沿いに、川西町文化会が建立した「狐塚之址」碑がある。
社伝によれば、建久4年(1193年)、源頼朝が那須野の狩りの際、当社に参詣したという。
また元禄2年(1689年)4月12日、松尾芭蕉がここ篠原の地を訪れている。『おくのほそ道』に、
「ひとひ郊外に逍遥して、犬追物の跡を一見し那須の篠原をわけて、玉藻の前の古墳をとふ。」とある。
境内に芭蕉の「秣おふ人を枝折の夏野哉」の句碑と源実朝の「もののふの 矢並つくろふ 籠手のうへに 霰たばしる 那須の篠原」の歌碑がある。
境内
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鳥居
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源実朝歌碑
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鏡が池
アクセス
[編集]脚注
[編集]- ^ 『絵本三国妖婦伝』
- ^ “玉藻稲荷神社(大田原市の観光案内)”. 大田原市. 2022年2月23日閲覧。