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猪狩渉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
猪狩 渉
Wataru Igari
青森ワッツ  No.4
ポジション ポイントガード
役職 通訳
基本情報
愛称 Chuck
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1996-04-24) 1996年4月24日(28歳)
出身地 福島県いわき市
身長(現役時) 168cm (5 ft 6 in)[1]
体重(現役時) 72kg (159 lb)[1]
キャリア情報
出身 能代工業高校
IMGアカデミー
経歴
2016-2019福島ファイヤーボンズ
2020-2021シカゴ・フューリー
2021-2022ダラス・スカイライン
2022-2023福島ファイヤーボンズ
2024-青森ワッツ
選手情報 ウィキデータを編集 B.LEAGUE.jp

猪狩 渉(いがり わたる、1996年4月24日)は、日本のバスケットボール選手である。ポジションはポイントガード。身長168cm、体重72kg[1]

福島県いわき市出身。秋田県立能代工業高等学校卒業後、井上雄彦が創設したスラムダンク奨学金の第8期奨学生として2015年にアメリカへ留学。翌2016年に留学プログラムを終え帰国、Bリーグ・B2の福島ファイヤーボンズと契約しプロ選手となった。

福島ファイヤーボンズに所属していたが、2019年6月30日に契約満了[2]

来歴

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1996年、福島県いわき市に生まれる。小学生の頃にバスケットボールを始め、いわき市立中央台北中学校1年次には2010年ジュニアオールスターのメンバーに選抜された[3]

中学卒業後は能代工業高校に進学するが、ベンチメンバーに選ばれたのは3年生になってからで、出場機会も少なかった[4]。しかし、将来プロバスケットボール選手になる希望を持っていた猪狩は、同じ東北出身で、交流のあった村上駿斗がスラムダンク奨学金第7期奨学生として留学したこと等に影響を受け、自らも奨学金に応募[4]。第8期生としてアメリカへ留学することが決まった。

2015年3月、アメリカのプレップスクールの一つ、サウスケント・スクールに入学するため、渡米。その後、夏期休暇中にトレーニングを行ったIMGアカデミーからスカウトを受け、予定を変更してIMGアカデミーに入学する[5]。IMGアカデミーには1軍の「ナショナルチーム」と2軍の「ブルーチーム」があり、猪狩は当初ブルーチームに所属[5]。8試合で5つ以上のアシストを記録するなど、1試合平均2.9アシストをあげ、またチーム2番目の14スティールを記録するなど、ブルーチームのポイントガードの主軸となり[6]、ナショナルチームでもプレイした[5]

アカデミー卒業を控え、猪狩のもとにはNCAAディビジョン1のフロリダA&M大学から奨学金付きでの入学の勧誘があった[6]。だが学業面において、スポーツ奨学生としての基準は満たしていたものの、大学側の都合によって、それより高い一般学生の基準達成を求められたため、猪狩は進学をあきらめ帰国[7]、プロ選手としての経験をいち早く積むため、地元福島を拠点とするプロバスケットボールチーム、福島ファイヤーボンズのトライアウトを受験する。2016年7月13日、ファイヤーボンズは猪狩との選手契約合意を発表した[1]

福島ファイヤーボンズとは、次シーズンの契約を結ばないことで双方が合意し、2019年6月30日に契約満了[2]

脚注

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  1. ^ a b c d 福島ファイヤーボンズ B.LEAGUE 2016-17シーズン 選手契約合意のお知らせ』(プレスリリース)福島ファイヤーボンズ、2016年7月13日http://firebonds.jp/news/5662.html2016年7月19日閲覧 
  2. ^ a b 福島ファイヤーボンズ 選手契約満了のお知らせ”. 福島ファイヤーボンズ(2019年6月25日). 2019年9月29日閲覧。
  3. ^ 男子 福島県メンバー紹介”. 第23回都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会. 日本バスケットボール協会. 2016年7月20日閲覧。
  4. ^ a b 宮地陽子 (2016年4月12日). “能代工で控え選手だった猪狩渉が「スラムダンク奨学金」に応募した想い”. Webスポルティーバ. 集英社. 2016年7月19日閲覧。
  5. ^ a b c 宮地陽子 (2016年4月13日). “スラムダンク奨学生・猪狩渉「小さくてもできることを証明したい」”. Webスポルティーバ. 集英社. 2016年7月19日閲覧。
  6. ^ a b IMG Academy alumni Wataru Igari signs with Fukushima Firebonds of Japanese BJ League” (英語). IMGアカデミー (2016年7月13日). 2016年7月19日閲覧。
  7. ^ 青木崇 (2016年10月10日). “NCAAディビジョン1入りが寸前で立ち消えになるも、地元でチャンスをつかんだ猪狩”. Yahoo!ニュース. 2016年10月12日閲覧。

外部リンク

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