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物部薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

物部 薬(もののべ の くすり)は、飛鳥時代の人物。位階は追大弐。

記録

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伊予国風早郡(現在の愛媛県北条市)の人。

日本書紀』巻第三十によると、持統天皇10年4月(684年)、壬生諸石(みぶ の もろし)とともに追大弐の位階を授けられ、

(あはせ)て人ごとに絁(ふとぎぬ=あしぎぬ)四匹(よむら)、糸十絇(とはかり)、布二十端(はたむら)、鍬二十口(はたわ)、稲一千束(ちつか)、水田(こなた)四町(よところ)賜ふ。戸(へ)の調役(えつき)(ゆる)す。

これによって、長期間にわたるでの抑留生活の苦しみをねぎらわれたという[1]を有していないため、庶人ではあるが、物部に属して軍事や刑罰に携わっており、百済の戦役で捕虜になったものと思われる。

脚注

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  1. ^ 『日本書紀』持統天皇10年4月27日条

参考文献

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関連項目

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