牛喰い絶叫大会
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牛喰い絶叫大会(うしくいぜっきょうたいかい)は、大分県由布市湯布院町で開催されるイベント。由布岳の麓に広がる牧草地で、豊後牛を食べ、その後に思い思いの言葉を絶叫して、声の大きさや内容のユニークさを競う。
概要
[編集]毎年、体育の日に開催されている。秋の高原の景色と、ユニークな内容の絶叫のため、ニュースなどの題材になりやすく、毎年のように全国放送で紹介されており、観光客が多く訪れる恒例行事となっている。
1970年代に、酪農家の経営難のために放牧地が売られそうになった際に、牛一頭牧場運動で全国から牛のオーナーを募り、オーナーを招待して高原でバーベキュー・パーティーをしたのがきっかけとなって、1976年(昭和51年)に第1回大会が行われ、以来、30回以上を数える。現在は牛一頭牧場運動は終了している。
- 当日の朝9時から参加申し込みの受付が始まる。会場の広さと準備の都合上、入場は先着600名限定(送迎バスを除く)となっている[1]。
- 10時半に開場[2]。陣笠、敷物(米袋)、肉と野菜セット、おにぎりが渡される。
- 絶叫大会は12時開始[2]。絶叫者は希望者から抽選で選ばれ、大人70人、子供30人の計100人が、お立ち台の上で絶叫する。
- 入場券には続き番号が刻印されており、絶叫終了後の13時からはお楽しみ抽選会が行われる[2]。
- 会場内では飲み物や特製スープが販売される。
会場
[編集]交通
[編集]- 鉄道・車:JR九州久大本線由布院駅から車で約15分[1]
- 車:大分自動車道湯布院ICから車で約20分[1]
- 由布院駅から会場まで送迎バスが運行される。時間までに集合すれば全員乗車でき、大会に入場できる[3]。
できごと
[編集]- 2011年度の大会において、参加していた大分県議会議員の近藤和義が、「セシウム牛はいりません」と絶叫していたことが判明した[4]。これについて、東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故で大分県に避難してきた住民からは「被災者に失礼な発言だ」との憤りの声が多数出ている[5]。
脚注
[編集]- ^ a b c 由布院牛喰い絶叫大会 全国観るなび 大分県 (日本観光振興協会)
- ^ a b c 牛喰い絶叫大会 由布院温泉観光協会
- ^ 第42回由布院牛喰い絶叫大会 iナビおおいた(大分放送)
- ^ [1] 産経新聞 2011年10月11日
- ^ 「セシウム牛いらない」大分県議、牛喰い大会で叫ぶ 読売新聞 2011年10月12日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 牛喰い絶叫大会 由布院温泉観光協会
- 由布院牛喰い絶叫大会 由布市
- 牛喰い絶叫大会 (NHK動画アーカイブス)