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燃えろ!青春

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
燃えろ!青春
監督 松森健
脚本 松木ひろし
製作 山田順彦
出演者 黒沢年男
音楽 広瀬健次郎
撮影 西垣六郎
編集 武田うめ
製作会社 東宝
配給 日本の旗 東宝[1]
公開 日本の旗 1968年12月19日[1]
上映時間 88分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
前作 これが青春だ!
次作 飛び出せ!青春
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燃えろ!青春』(もえろせいしゅん)は、1968年に公開された東宝製作[1]黒沢年男主演の日本映画

概要

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東宝の青春トリオ黒沢年男、竜雷太、夏木陽介の3人が初めて顔をそろえ、酒井和歌子、星由里子が率いる若手女優陣と華々しく対決する青春学園映画。これまでのラグビー、サッカーとは趣向を替えて女子のバレーボールをメインとした作品である。竜雷太が、主人公を務めたテレビ映画『これが青春だ』で舞台になった南海高校のバレーボール部を率いているのが楽屋落ち的趣向となっている。

なお、この作品のフォーマットは、東宝テレビ部が1969年に製作した『炎の青春』(日本テレビ系列)に女子バレーボールを女子バスケットボールに移し替えて製作された。

ストーリー

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かつて貞淑な女子教育で名を馳せた城山学園に赴任した門前八郎は、生徒の人気者だった絵島先生の転校に実力行使で反対し、学園は大騒ぎになった。江島はすぐに生徒たちを説得し、八郎に「虎の調教師のつもりで行動しなさい」とアドバイスし、学校を去った。しかし、残された八郎にとっては災難だった。生徒たちにはからかわれ、校医の小鳥遊にもからかわれた。八郎を心配した校長は八郎をバレー部部長に任命するが、うまくいかない。八郎はコーチを務める同窓生の朝子と衝突し、彼女を中心に団結していたクラブは彼女の辞任で解散寸前に陥る。八郎は囚人として服役していたが、麻子の父・善吉に誤解され減給されてしまう。美容師の民子は八郎に同情して真実を語り、善吉に正しい行動をとるよう促した。やがて、真剣な練習の甲斐あって麻子は八郎監督のもとに戻り、転校生の順子の活躍で城南バレーボール部は県予選を突破する。

しかし、順子の才能に気づいた極東紡のディレクター・須永とサンカメラのスカウト・桑原が、順子の争奪戦を始める。桑原は有川教頭に賄賂を渡し、純子を20万円でスカウトした。八郎は須永の優しさで金を集めて順子を引き戻すが、邪悪な桑原を突き放した。いよいよ決勝戦の日です。しかし、学校では八郎の処分をめぐって会議が大騒ぎになっていた。そこに順子が母・喜美子とともに現れ、有川の悪事が暴かれ、八郎と順子は大会場へ急ぐ。決勝戦はN高等学校と城南学園の対戦となる。江島は結婚する高梨を全力で応援する。八郎と麻子の指揮のもと、城南対N高。熱戦を繰り広げる選手たちに観客は惜しみない拍手を送りました。

出演

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同時上映

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ザ・タイガース 華やかなる招待

参考文献

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  • 東宝映画 1968年12月号(東宝映画友の会・本部)
  • 東宝劇場宣伝心得 1969年1月号(東宝映画宣伝部)

関連事項

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 燃えろ!青春”. 東宝WEB SITE. 2016年3月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月23日閲覧。

外部リンク

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