燃えさし
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燃えさし(英語: ember)とは、燃えきらずに残った火がくすぶった可燃物である。燃えかす、燃え残り、燃え殻、残り火、
燃えさしは、燃えた状態で灰を被せたりなどで酸素の供給を少なくすることで作ることができる。長時間燃える状態になることから、古来から火種として使用された[要出典]。紀元前3300年頃の遺体アイスマンの持ち物からも燃えさしの形跡が発見されており、当時はカエデの葉にくるんで火を持ち運んでいたことがわかった[2][リンク切れ]
事故
[編集]- 火災
- 消火されたと思っていた線香や炭、たばこなどの微小火源から火事になる例や、消火作業の数日後に再度火災になる例もある[3]。
- 火傷
- 砂浜や土に埋めて見えなくなった燃え残った炭によって火傷を負うケースや再発火も報告されている(砂に埋めても分解されず事故にもなることから自治体によっては禁止)[4][リンク切れ][5]。
保管方法
[編集]- 木綿縄を硝石に浸して作った火縄に火をつけて胴火という穴の開いた金属容器で保管
- 忍者などは、竹くずや木くず、竹や木を薄くして束にしたもの等に硫黄を塗った付竹・付木(硫黄木)に火をつけて、穴の開いた打竹に詰めた。
- 中国では、火折子と呼ばれる専用の道具を作った。質の悪い紙(土紙)、もしくは芋の蔓と綿花と葦から作った可燃物に、リン・硫黄など、さらに匂いが付く香料を加えた物を竹の筒に入れて、燃やしてから穴の開いた蓋で閉じ、空気調整して保管した[6][7]。
出典
[編集]- ^ 「余燼」『精選版 日本国語大辞典』 。2021年10月23日閲覧。
- ^ アイスマンを解凍せよ キャプション:カエデの葉は、火の燃えさしを包むためのもの。 雑誌:ナショナル ジオグラフィック日本版 2011年11月号
- ^ “消防科学研究所報” (PDF). 札幌市消防科学研究所. 2021年10月23日閲覧。
- ^ 炭で砂浜が汚れます!事故の危険も! 茅ヶ崎市 更新日:平成30年1月16日 参照日:2021.10.23
- ^ 「炭は自然に返らない」BBQ後に放置しないで!西宮市が呼び掛け 神戸新聞 更新日:2019年05月16日 参照日:2021.10.23
- ^ 揭秘古代黑科技:古代用的火折子,为什么一吹就燃,原理太简单 腾讯网
- ^ 古代火折子为什么一吹就着?怎么发明得? サイト:历史资料网 更新日;2021-07-10 参照日:2021-10-23
関連項目
[編集]- 不完全燃焼
- 火花(火の粉)
- Potager (cuisine) - フランスで使用されていた燃えさしを有効利用した調理台。