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瀋陽南関天主教堂

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瀋陽南関天主教堂

瀋陽南関天主教堂(しんようなんかんてんしゅきょうどう、中国語沈阳天主教堂)は中国遼寧省瀋陽市瀋河区にあるカトリック大聖堂で、遼寧省教区の司教座聖堂。正式な名称は瀋陽耶蘇聖心主教座堂[1](英語:Sacred Heart of Jesus Diocesan Cathedral of Shenyang)という。現在の教堂は1912年に建てられたもの。

概要

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中国遼寧省瀋陽地区へのカトリック宣教は1861年に営口に上陸したフランシスコ会のジャン・シュナン(Jean Chenin、中国語名:神南諾望、1805~1878年)神父により始まり、瀋陽南関天主教堂は初め1875年に建設開始して、1878年に完成し、保育施設・付属学校なども建てられた。1900年の義和団の乱で破壊され、信者も多数殺されたというが、この事件の賠償金で1905年教堂再建が始まり、1912年に完成した大聖堂がいまそのまま残っている[2]

遼寧省教区の主教(司教)が居るところなので、正式な名称は「瀋陽耶蘇聖心主教座堂」(英語:Sacred Heart of Jesus Diocesan Cathedral of Shenyang)という。

聖堂は南北66メートル、東西17メートル、塔の高さは40メートルで、1600人を収容できる。1985年に遼寧省の文物保護単位に指定され、2013年に全国重点文物保護単位に指定された。

脚注

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  1. ^ 中国語ではカトリック教会の司教主教と呼ぶ。
  2. ^ 瀋陽南関天主教堂(百度百科)(中国語)

関連項目

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大連カトリック教会瀋陽南関天主教堂長春天主教堂ハルビン聖心天主教堂

外部リンク

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