濱田州博
濱田 州博(はまだ くにひろ、1959年 - ) は、日本の化学工学者。元信州大学学長。元繊維学会副会長。元高等教育コンソーシアム信州会長。2023年4月から公立諏訪東京理科大学学長[1]。
人物・経歴
[編集]兵庫県神戸市で貨物船船員の家に生まれる。兵庫県立兵庫高等学校卒業後、1年間の大学受験浪人生活を経て、兄が博士課程に在学していた東京工業大学に進学し、高校の先輩がいた飯島俊郎研究室で高分子工学を専攻した[2][3]。
1982年東京工業大学工学部高分子工学科卒業。1984年東京工業大学大学院理工学研究科高分子工学専攻修士課程修了[4]。1987年に東京工業大学大学院理工学研究科高分子工学専攻博士課程修了後、飯島教授の紹介で通商産業省工業技術院繊維高分子材料研究所研究員に就任[4][3]。1988年信州大学繊維学部助手。1992年繊維学会論文賞(祖父江記念賞)受賞[5]。
1995年ノースカロライナ州立大学繊維学部客員研究員。1996年信州大学繊維学部助教授。2001年繊維学会賞受賞。2002年信州大学繊維学部教授。2006年信州大学繊維学部学部長補佐。2008年信州大学評議員。2010年信州大学繊維学部長。2011年信州大学学長補佐。2012年信州大学副学長。2013年信州大学大学院理工学系研究科長。2014年信州大学先鋭領域融合研究群長、信州大学学術研究院繊維学系長、信州大学学術研究院繊維学系教授、繊維学会副会長。2015年信州大学大学院総合工学系研究科長[4][5]。
同年山沢清人の後任として信州大学長に就任[6]。2020年松尾清一とともに大学関係者として初めて中部経済連合会理事に就任[7]。また、高等教育コンソーシアム信州会長[8]、信越放送番組審議会委員[9]、長野県立大学設立委員会委員等も務めた[10]。2021年任期満了退任[11]、長野県プロフェッショナル人材戦略拠点統括マネージャー[12]。2023年公立諏訪東京理科大学学長[13]。
脚注
[編集]- ^ 「地元企業と共に学生育てたい」 公立諏訪東京理科大 新学長の濱田州博さん 信濃毎日新聞2023年4月21日
- ^ 信州大学 学長 濱田 州博科学技術振興機構
- ^ a b 2021年3月号 わたしの勉学時代 信州大学長 濱田 州博先生に聞く関塾タイムス2021-02-10
- ^ a b c 濱田 州博信州大学
- ^ a b 濱田 州博 ハマダ クニヒロ信州大学
- ^ 信州大学長に浜田氏産経新聞2015/5/26 07:01
- ^ 松尾機構長、中部経済連合会の理事に就任東海国立大学機構2020年6月 3日
- ^ コンソーシアムについて高等教育コンソーシアム信州
- ^ 第618回番組審議会議事要録信越放送
- ^ 県立大学設立委員会(第5回)長野県
- ^ 信大新学長に中村宗一郎氏 「地域の未来ひらく」決意市民タイムス2021/03/11
- ^ 統括マネージャー 就任のお知らせ長野県プロフェッショナル人材戦略拠点
- ^ 新学長に聞く2023(11)公立諏訪東京理科大学学長・浜田州博氏日刊工業新聞2023/7/14 05:00