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澤田康幸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
澤田 康幸
人物情報
生誕 1967年(56 - 57歳)
日本の旗 日本 兵庫県西宮市
出身校 慶應義塾大学 学士 (1990年)
大阪大学 修士 (1992年)
東京大学 修士 (1992年)
スタンフォード大学 Ph.D. (1999年)
学問
研究分野 開発経済学
教育経済学
研究機関 東京大学
称号 東京大学教授
影響を受けた人物 高梨和紘
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澤田 康幸(さわだ やすゆき、1967年9月16日[1] - )は、日本経済学者

人物

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東京大学教授。専門分野は開発経済学教育経済学フィールド調査、特に開発途上国の教育開発、貧困問題、プログラム評価の経済分析で著名。大阪大学修士経済学)(1992年)、東京大学修士学術)(1994年)、スタンフォード大学Ph.D(1999年)。

略歴

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兵庫県西宮市出身。開成中学校・高等学校卒業後、慶應義塾大学経済学部高梨和紘のゼミで開発経済学を学び[2]1990年に卒業する。

1992年大阪大学大学院経済学研究科修士課程を修了し、1994年東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻修士課程を修了、1996年に米国スタンフォード大学大学院食糧研究所修士課程を修了、1999年に同経済学部博士課程を修了した。

1999年に東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学の助教授に着任し、2003年同大学院経済学研究科助教授(2003年3月31日まで総合文化研究科併任)、2008年に経済学研究科・総合文化研究科准教授(兼担)に就任、2012年に教授(兼担)となる。

学内の主な活動

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学外の主な活動

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研究活動

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国内では、開発経済学研究における中堅的研究者に位置づけられ(他に黒崎卓(一橋大学教授)など)、開発研究における経済学の厳密な応用・定量的研究を志向する。米国スタンフォード大学では計量経済学ミクロ経済学を手法に用いる開発ミクロ経済学、開発ミクロ計量経済学を修め、帰国後もこの分野で精力的に研究活動を行っている。特に、開発途上国における教育開発や貧困削減を専門とするほか、近年はマクロ経済学を用いたカリブレーション分析や、フィールド実験(実験経済学)などの新しい分野を採用、開拓しつつある。主な調査経験地域は、エルサルバドルフィリピンタイなどである。

受賞歴

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著書・編著書

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  • Rural Poverty and Income Dynamics in Asia and Africa, Routledge, 2009 (with Keijiro Otsuka and Jonna P. Estudillo eds.)
  • 『市場と経済発展』東洋経済新報社,2006年 (園部哲史と共編)
  • 『基礎コース 国際経済学』新世社,2003年

主な論文

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  • 「アジア通貨危機と貧困問題―危機後の10年を振り返って―」『国際問題』No. 563,2007年
  • 「人間の安全保障と開発経済学」『アジ研ワールドトレンド』2006年1月号
  • 「経済学からのアプローチ」黒田一雄・横関裕見子編『国際教育開発論』,有斐閣,2005年
  • 「世界の貧困とその削減」「経済開発と教育」高梨和紘編『開発経済学』慶應義塾大学出版会,2005年
  • 「開発援助と貧困削減の経済学」絵所秀紀・穂坂光彦・野上裕生編『貧困と開発』有斐閣,2004年
  • 「進化する開発経済学」『経済セミナー』2003年7月号
  • 「教育開発の経済学―現状と展望」「資金制約と学校教育投資:フィリピン農村の事例研究,1985-2002年(ジョナ・エストゥディリオ・大塚啓二郎との共著)」「初等教育におけるコミュニティの役割の重要性について-エルサルバドルEDUCOプログラムの事例から-」大塚啓二郎・黒崎卓編『教育と経済発展』東洋経済新報社,2003年
  • 「開発経済学の現状」『国際社会科学2001』東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻,2002年
  • 「通貨代替と通貨危機―理論と実証」内閣府経済社会総合研究所『経済分析』165号,2002年
  • 「インフラ整備による動学的貧困問題の緩和」『開発金融研究所報』増刊号,国際協力銀行,2000年
  • "Poverty and Income Dynamics in Philippine Villages, 1985-2004," Review of Development Economics 12 (4), 877-890, November 2008 (with Jonna P. Estudillo and Keijiro Otsuka)
  • "Household Schooling Decisions in Rural Pakistan," Policy Research Working Paper No. 2541, Development Research Group, the World Bank, 2001 (with Michael Lokshin), forthcoming, Journal of Development Economics. ほか

脚注

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  1. ^ 『駒場2001』
  2. ^ KUMON OB・OGインタビューVol.035 経済学者 澤田康幸先生 前編”. KUMON (2016年7月29日). 2023年6月2日閲覧。