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準長石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

準長石(准長石、じゅんちょうせき、feldspathoid)は鉱物(ケイ酸塩鉱物)のグループ名。長石に似ているが、長石に比べて SiO2 が少ない。SiO2 に乏しい岩石に含まれ、石英などの SiO2 鉱物とは共存しない。 日本は一般的にケイ酸に富むので、このような種類の鉱物は少ない。

種類

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霞石nepheline、ネフェリン)
NaAlSiO4六方晶系
カリ霞石kalsilite、カルシライト)
KAlSiO4。六方晶系。
灰霞石cancrinite、カンクリナイト)
(Na,Ca)7-8Al6Si6O24(CO3,SO4,Cl)1.5-2・1-5H2O。六方晶系。
白榴石leucite、リューサイト)
KAlSi2O6正方晶系
方ソーダ石sodalite、ソーダライト)
Na4Al3Si3O12Cl。等軸晶系
藍方石haüyne、アウイン)
(Na,Ca)4-8Al6Si6O24(SO4,S)1-2。等軸晶系。
黝方石nosean、ノゼアン)
青金石lazurite、ラズライト)
方沸石analcite、analcime、アナルサイト)
NaAlSi2O6・H2O。等軸晶系。

関連項目

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参考文献

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