湯村光
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湯村光 | |
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生誕 |
1948年 日本 鳥取県 |
教育 | フランス国立パリ美術学校 |
出身校 | 東京芸術大学 |
著名な実績 | 彫刻 |
受賞 |
安田火災美術財団奨励賞展彫刻部門優秀賞 1986年 |
湯村 光(ゆむら ひかる、1948年 - )は、日本の彫刻家。
来歴
[編集]1948年(昭和23年)、鳥取県に生まれる。1971年(昭和46年)に東京芸術大学の彫刻科を卒業。フランスに渡り、1972年(昭和47年)までの間、同国の国立パリ美術学校に留学する。その後、個展・美術展に自作品を出展し、1986年(昭和61年)には安田火災(現・損保ジャパン)美術財団奨励賞展の彫刻部門で優秀賞を受賞した[1]。
作風
[編集]主として黒色の御影石を用いた彫刻作品を製作している。自然石との対話を重視し、鑑賞者に静かな印象を抱かせる作風である。研磨した滑らかな面と、凹凸を残した破断面とが一つの作品に共存しており、それらの対比も特徴的である[1]。
主な作品
[編集]特記なき場合、DOKA Contemporary Arts公式ウェブサイトによる[2]。
- 『KURAYOSHI』・『地象』・『Composition』 - 順に1984年(昭和59年)・1985年(昭和60年)2000年(平成12年)。鳥取県倉吉市、倉吉博物館・倉吉歴史民俗資料館(緑の彫刻プロムナード)に設置[3][4]。
- 『STREAM』 - 1987年(昭和62年)。
- 『四角柱』 - 1987年。
- 『STONE WORK―双』 - 1987年。第15回長野市野外彫刻賞受賞。長野県長野市若里公園内、県立長野図書館前に設置[5]。
- 『STONE WORK―地標』 - 1989年(平成元年)。第13回現代日本彫刻展出展、宇部興産株式会社賞受賞。山口県宇部市、超高温材料研究センター前に設置[6]。
- 『海へのメッセージ』 - 1990年(平成2年)。
- 『清流』 - 1992年(平成4年)。
- 『双―海原』 - 1992年。
- 『起源』 - 1993年(平成5年)。第24回中原悌二郎賞優秀賞受賞[7]。
- 『起源―湖上に向かって』 - 1996年(平成8年)[2]。北海道虻田郡洞爺湖町、洞爺湖ぐるっと彫刻公園に設置[8][9]。
- 『石の庭』 - 1997年(平成9年)。
- 『垂直の波』 - 1999年(平成11年)[10]。
- 『黒い柱』 - 東京都立川市、ファーレ立川に車止め(ボラード)として設置[11]。
- 『起源・環』 - 鳥取県米子市、鳥取地方法務局米子支局前に設置[12]。
- 『LANDSCAPE』 - 香川県高松市庵治町、才田やすらぎの道に設置[13]。
脚注
[編集]- ^ a b 五十嵐卓. “湯村光展 -コラージュ-”. DOKA Contemporary Arts. 2018年1月16日閲覧。
- ^ a b “湯村光 -彫刻家-”. DOKA Contemporary Arts. 2018年1月16日閲覧。
- ^ “緑の彫刻プロムナード作品 1”. 倉吉博物館. 2018年1月27日閲覧。
- ^ “緑の彫刻プロムナード作品 2”. 倉吉博物館. 2018年1月27日閲覧。
- ^ “長野市の野外彫刻 STONE WORK―双”. 長野市 (2011年10月1日). 2018年1月16日閲覧。
- ^ “彫刻とうべ 彫刻ライブラリ STONE WORK-地標”. 宇部市 (2015年8月12日). 2018年1月16日閲覧。
- ^ “彫刻美術館 第24回中原悌二郎賞優秀賞 起源”. 旭川市 (2016年2月24日). 2018年1月16日閲覧。
- ^ “洞爺湖ぐるっと彫刻公園”. 洞爺湖芸術館. 2018年1月16日閲覧。
- ^ “洞爺湖観光 とうや湖ぐるっと彫刻公園”. 洞爺湖町. 2018年1月16日閲覧。
- ^ “湯村 光”. 行動美術協会. 2018年1月16日閲覧。
- ^ “湯村光 黒い柱”. ファーレ立川アート. 2018年1月16日閲覧。
- ^ “彫刻ロード 野外にある主な彫刻作品”. 米子市 (2017年12月28日). 2018年1月16日閲覧。
- ^ “牟礼町・庵治町あれこれ 石の彫刻作品を巡る”. 牟礼庵治商工会. 2018年1月16日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- DOKA Contemporary Arts 湯村光 -彫刻家-
- 武田厚「彫刻家の現場(アトリエ)から 80 湯村光 割れ行く石との対話:湯村光の絶妙美観」『美術の窓』第31巻第1号、生活の友社、2012年、104 - 107頁、NAID 40019135377。