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湊長博

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
湊長博
人物情報
生誕 1951年1月(73歳)
富山県[1]
国籍 日本の旗 日本
出身校 京都大学
学問
研究分野 免疫学
研究機関 京都大学
学位 医学博士(京都大学)
影響を受けた人物 石坂公成
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湊 長博(みなと ながひろ、1951年1月[2] - )は、日本の医師医学者

京都大学医学博士。2020年10月より京都大学総長[2]

略歴

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1975年(昭和50年)3月 - 京都大学医学部卒業[2]。1975年(昭和50年)7月 - 京都大学結核胸部疾患研究所附属病院医員(研修医)[2]。1977年(昭和52年)7月 - 京都大学結核胸部疾患研究所附属病院医員[2]。1977年(昭和52年)10月 - 米国アルバートアインシュタイン医科大学微生物免疫学教室客員研究員[2]

1980年(昭和55年)9月 - 自治医科大学助手[2]。1982年(昭和57年)10月 - 自治医科大学講師[2]。1990年(平成2年)8月 - 自治医科大学助教授[2]

1992年(平成4年)6月 - 京都大学医学部附属免疫研究施設教授[2]。1993年(平成5年)4月 - 京都大学医学部教授[2]。1995年(平成7年)4月 - 京都大学大学院医学研究科教授[2]。1999年(平成11年)4月 - 京都大学大学院生命科学研究科教授[2]。2002年(平成14年)4月 - 京都大学評議員(2004年〈平成16年〉3月まで)[2]

2007年(平成19年)4月 - 京都大学大学院医学研究科教授(2016年〈平成28年〉3月まで)[2]。2007年(平成19年)10月 - 京都大学大学院医学研究科附属ゲノム医学センター長(2008年〈平成20年〉10月まで)[2]。2010年(平成22年)10月 - 京都大学大学院医学研究科長・医学部長(2014年〈平成26年〉9月まで)[2]

2014年(平成26年)10月 - 京都大学理事・副学長(2020年〈令和2年〉9月まで)[2]。2017年(平成29年)10月 - 京都大学プロボスト(2020年〈令和2年〉9月まで)[2]。2020年(令和2年)10月 - 京都大学総長[2]

人物

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  • ノーベル賞受賞者である本庶佑と共同研究を行い、現在のがん免疫療法につながる成果を出している[1]
  • 当初、英語の勉強のつもりで読んだオーストラリアの免疫学者フランク・マクファーレン・バーネットの本『Cellular Immunology』を読み、免疫学者を志した[3]
  • 2021年3月、京都大学総長としての任期中の取り組みの方針「世界に輝く研究大学を目指して」を報告した。その中で、京都大学の基本理念に従い、自由の学風の下で独創的な研究を推進し、研究環境の整備、運営基盤の強化への注力を強調した。具体的には、学生や教員の多様性確保のため海外留学生の増加や若手、女性教員の増員などへの配慮、社会への発信力の強化などの取り組みを挙げている[4]

著書

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訳書

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  • 『免疫学』メディカルサイエンスインターナショナル、1999年5月1日。ISBN 4895922057 

共著

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  • 『新免疫研究Update 免疫システム研究から免疫疾患の病態制御・治療へ』医歯薬出版〈別冊・医学のあゆみ〉、2009年10月15日。国立国会図書館書誌ID:000010611999 
  • 『ハピネスを求めて AIエンジン・免疫とがん・民間ロケット』丸善プラネット、2018年11月2日。ISBN 9784863453944 

講演

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  • 「Immunosenescence 」(KTCC International Symposium 2009年)
  • 「Cancer Immunotherapy 」(日本免疫学会シンポジウム 2009年)
  • 「Human gd T cells 」(Wohan Medical School Symposium 2009年)
  • 免疫老化(産総研シンポジウム 2010年 産総研)
  • 「Human gd T cells and Cancer Immunotherapy 」(International Symposium on Cancer Biology 2010年)
  • 「免疫老化について 」(抗加齢医学学会シンポジウム 2010年 抗加齢医学学会)
  • 「PD-1 expressing T cells 」(日本血液学会シンポジウム 2011年)
  • 「Immunotherapy using gamma-delta T cells 」(Science in Japan Forum 2011年)

脚注

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  1. ^ a b 湊長博(インタビュー)「LEADER’S MESSAGE」『国立大学』第68号、国立大学協会https://www.janu.jp/janu/report/koho/kokuritsudaigaku/koho68/leadersmessage68/2024年8月13日閲覧 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 湊長博 総長 略歴”. 京都大学. 2024年8月13日閲覧。
  3. ^ 湊長博(インタビュー)「京都大学総長 湊長博先生「真の人生を見つける場所が大学だ」」『卓越する大学』2022年度版、大学通信、2021年6月https://www.univpress.co.jp/university/takuetsu/gravure_kyoto-u/2024年8月13日閲覧 
  4. ^ 湊長博 (2021年3月5日). “任期中の基本方針 ―世界に輝く研究大学を目指して―”. 京都大学. 総長からのメッセージ. 2024年8月13日閲覧。

外部リンク

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