渡邊左武郎
渡邊 左武郎(わたなべ さたけろう、1911年〈明治44年〉12月6日 - 1997年〈平成9年〉10月2日)は、日本の医学者、人類学者。医学博士(北海道帝国大学)。札幌医科大学第4代学長、北海道開拓記念館第3代館長。
来歴
[編集]北海道生まれ。1928年北海道庁札幌第一中学校卒業。1931年北海道帝国大学予科修了。1935年、北海道帝国大学医学部卒業[1]、同医学部解剖学第2講座助手。1940年同臨時附属医学専門部教授[1]。
1941年陸軍軍医に徴兵される。1945年、宮崎県にて終戦をむかえる。
1946年北海道庁立女子医学専門学校(後の札幌医科大学)教授。1950年札幌医科大学医学部解剖学教室初代教授[1]。1956年札幌医科大学大学院医学研究科解剖学担当教授。1964年解剖学第一講座初代教授[1]。1970年札幌医科大学学長代理。1972年札幌医科大学学長に就任[1]。1980年札幌医科大学退官。札幌医科大学名誉教授。
1982年財団法人北海道開拓の村理事長に就任。1986年北海道開拓記念館館長に就任(~1994年)。1987年北海道博物館協会会長に就任。1991年財団法人札幌医科大学学術振興会理事長に就任。
北海道大学医学部解剖学講座非常勤講師(1980年~1986年)、天使女子短期大学衛生看護学科非常勤講師(解剖学担当、1980年~1981年、1983年)、北海道教育大学札幌校教育学部非常勤講師(芸用解剖学担当、1982年、1984年、1986年)、札幌学院大学人文学部非常勤講師(人類学担当、1985年、1987年~1990年)や北海道札幌女子教員養成所所長(1970年~1980年)も務めた。
受賞歴
[編集]- 北海道文化賞(1983年)
- 北海道開発功労賞(1993年)
研究領域
[編集]専門は解剖学。解剖学の観点から形質人類学の研究なども試みている。特にアイヌの生態と適応能の人類学的研究を行った。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 関秀志『渡邊左武郎小伝』(響文社、1997年)
外部リンク
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