渡辺広士
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渡辺 広士(わたなべ ひろし、1929年9月5日 - )は、日本の文芸評論家、フランス文学者、翻訳家。
来歴
[編集]広島県生まれ。東京大学仏文科卒業。1965年「三島由紀夫と大江健三郎」で群像新人文学賞受賞、雑誌『審美』に参加。1968年法政大学助教授、のち教授を2000年まで務めた。
ロートレアモンなどを研究、翻訳し、戦後文学を論じた。
著書
[編集]- 『野間宏論』(審美社、戦後作家論叢書) 1969
- 『文学の問い』(筑摩書房) 1971
- 『カフカ 途方もない闘い』(審美社) 1971
- 『危機の文学』(筑摩書房) 1972
- 『現代への旅』(審美社) 1972
- 『「豊饒の海」論』(審美文庫) 1972
- 『大江健三郎』(審美文庫) 1973
- 『小林秀雄と滝口修造』(審美文庫) 1976
- 『安部公房』(審美文庫) 1976
- 『終末伝説』(新潮社) 1978.11
- 『シャルル・ボードレール 近代の寓意』(小沢書店) 1986.4
- 『島崎藤村を読み直す』(創樹社) 1994.6
共編著
[編集]- 『新しい批評』(森川達也共編、審美社、70年代へのアンソロジー) 1971
- 『野間宏研究』(筑摩書房) 1976