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深夜特撮

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

深夜特撮(しんやとくさつ)とは、主にテレビ局深夜番組深夜ドラマ)として放送の、特撮テレビ番組を指す。

なお、海外制作の特撮番組が日本国内のテレビ局にて深夜帯で放送される事例は対象外とする。

深夜特撮ドラマとも称する場合もある[1][2]

基本的に全日枠で放送している特撮作品では、児童向けドラマ[注 1]としているのが一般的なのに対し、時間帯の関係上、明らかに10代後半の少年少女から大人までを対象にしており、幼児から児童までの子供を対象に含めることは消極的である[注 2]

近年急増している深夜アニメほどではないが、特に2007年から2008年にかけて増加した。[3]

概要

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1980年代末より他の時間帯とは異質の(視聴率度外視・低予算・主に若手スタッフ制作など)娯楽番組や情報番組が深夜番組として放送されるようになり、特に1987年以降フジテレビが行った“JOCX-TV2”を中心とした深夜枠の開拓により製作された『奇妙な出来事』や『NIGHT HEAD』のヒットがこのジャンルの定着の礎になった[4][注 3]

尚前述の通り、子供を対象にしていないことから玩具メーカーなどのスポンサーが付くことは少ないため、全体的に低予算作品が多い[注 4][注 5]。この場合、深夜アニメと同様に玩具よりもビデオグラムの販売促進に重点を置く傾向にある。しかしヒーロー作品がメインの全日帯の作品と比べてテーマを広く取るため、傑作・怪作を多く排出するジャンルである。そのヒーロー作品も、子供向け作品と比べて過激な描写となっている作品が殆どである。

製作体制も作品によってまばらで、大抵は放送局のテレビドラマを担当する部所が担当し、ドラマ番組の放映枠での放送が前提となっているが[注 6]テレビ東京系の一部作品[注 7]や独立局のほとんどの作品において、放送局のアニメ・子供番組を担当する部所が担当し、アニメ番組(深夜アニメ・独立局はUHFアニメも)と同等の扱いを受ける場合もある。

主な作品

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2000年代

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2010年代

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2020年代

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1990年代

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2000年代

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2010年代

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1990年代

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2000年代

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2010年代

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2020年代 

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1990年代

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2000年代

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2010年代

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2020年代

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1990年代

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2000年代

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2010年代

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2020年代

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1970年代

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1980年代

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1990年代

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2000年代

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2010年代

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2020年代

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1990年代

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2000年代

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2010年代

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2020年代

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2000年代

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2010年代

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関連項目

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テレビ朝日
テレビ東京
フジテレビ

参考資料

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  • 『オタク語事典2』2009年、美術出版社、金田一「乙」彦 ISBN 9784568221336、66-67頁

脚注

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  1. ^ 美少女妖怪ハンターの活躍を描く深夜特撮ドラマ「古代少女ドグちゃん」本日スタート、先行場面カット紹介 GIGAZINE 2009年10月7日、2018年3月12日閲覧。
  2. ^ 新機軸の大人向け特撮「古代少女隊ドグーンV」、10月6日深夜から放送開始 GIGAZINE 2010年10月6日、2018年3月12日閲覧。
  3. ^ 『宇宙船』VOL.120特別付録『宇宙船イヤーブック2008』
  4. ^ 『ウルトラマンAGE Vol4』62頁 深夜番組#小史も参照
  5. ^ 逃亡者 おりん』の続編。ゴールデンタイムで放映された連続ドラマの続編が、深夜枠の連続ドラマとして放映されるという稀な例である。
  1. ^ 怪奇大作戦』の様な大人向けの作品でも企画書においては「子どもを含む家族全般」とされており(「怪奇大作戦大全」双葉社、9頁)、児童向けの雑誌にも記事が掲載されていたように、子供の視聴も意図されていることから、ファミリー向けに分類されている。
  2. ^ 放送期間中に『てれびくん』や『テレビマガジン』といった特撮テレビドラマを中心とした幼児から低学年までの小学生を対象とした雑誌に記事が掲載された『ULTRASEVEN X』・『仮面ライダーアマゾンズ』や、テレビ東京系列で放映された子供向けバラエティ番組ピラメキーノ』にてアニメ部門が製作した『牙狼シリーズ』の番宣コーナーが設置され、ちゃおデラックスホラーでタイアップ記事が掲載された『好好!キョンシーガール〜東京電視台戦記〜』・同じく子供向け番組『おはスタ』で紹介された『ウイングマン』など、一部例外的に存在する。
  3. ^ ホラードラマ『恐怖劇場アンバランス』及び『ジキルとハイド』が過去においても放映されていたとする指摘もあるが、この両作は『五社英雄アワー』の枠で『無宿侍』と合わせてゴールデンタイムに放映する予定がゴールデン番組の表現規制が緩めの1960年代後半当時としても過激すぎるが故にお蔵入りとなり、深夜枠で日の目をみたという経緯がある。他にも怪談物などが深夜枠での放映にその原点を見出す向きもあるが、現在の深夜特撮の流れに繋がるものではない。
  4. ^ 近年では『勇者ヨシヒコ』シリーズのように低予算であることを逆手に取り、チープさを前面に押し出したコメディ作品も多く見られる。
  5. ^ 例外として『大魔神カノン』や『牙狼-GARO- MAKAISENKI』は、連続テレビドラマとしても異例である10億円という高額な制作費がかけられた。
  6. ^ 全日枠の特撮でこの体制の作品は少数派で、『マイティジャック』や、日本テレビ系列で放送された『西遊記』(1978年版)・『DEATH NOTE』・『ACMA:GAME』などが該当する。『逃亡者おりん』の第一作も全日帯であった。
  7. ^ 土曜25時30分枠が主に該当し、この時間帯にアニメ作品も放送されることがあったため。この系列については、前者の体制となっている作品もそれなりにある。