淫靡な女たち イキたいとこでイク!
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淫靡な女たち イキたいとこでイク! | |
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監督 | 山内大輔 |
脚本 | 山内大輔 |
出演者 |
加藤ツバキ あけみみう 七菜原ココ 佐倉絆 石川雄也 橘聖人 安藤ヒロキオ 折笠慎也 山本宗介 森羅万象 |
音楽 | Project T&K |
撮影 | 中尾正人 |
編集 | 山内大輔 |
制作会社 | VOID FILMS |
配給 | オーピー映画 |
公開 | 2021年4月9日 |
上映時間 |
70分(R18版) 81分(R15版) |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『淫靡な女たち イキたいとこでイク!』(いんびなおんなたち いきたいとこでいく)は、山内大輔監督の日本映画[1]。
概要
[編集]2021年4月9日公開[2]。公開時の併映は『恋愛相談 おクチにできないお年頃』(竹洞哲也監督)、『したがる兄嫁2 淫らな戯れ』(上野俊哉監督)[2]。山内の得意とするホラー映画の構成を超能力を使ったファンタジーコメディに落とし込んだ作品。
切通理作はキネマ旬報の連載にて「自由を束縛された夫婦生活から(都市のエアポケットへ)脱する。欠落した部分を埋め合わせる家族劇サーガ」と論評した[1]。
特集上映「OP PICTURES+フェス2021」では2021年11月8日より『人妻、ジャンプする!』のタイトルで上映[3][4]。
2022年6月3日にスターボードから『人妻淫靡行』のタイトルでDVD発売[5]。
あらすじ
[編集]国立大卒の夫によるモラハラに苦しむ妻の弥生。例えば靴下が透けて破れそうになっていたことで咎められ、ストレスを溜め込んでいた。履いてるうちに薄くなったかもしれないのに。破けたところを誰かに見られたわけでもないのに。ある日、みそ汁の味を指摘され、イライラが頂点に達した時、スリッパ姿で海辺に立つ自分がいた。瞬間移動の能力を手に入れたのだ[6]。自宅のキッチンにいたはずなのに、なぜこんなところにいるのだろう。不思議に思った次の瞬間、弥生は原稿の散らばる誰かの書斎。はたまたどこかのラブホテルへと体をワープさせていた。移動先は不規則だったが、転送先で見聞きする人々の行動や言動をつないでいき、弥生はその法則に勘付いていく[2]。
登場人物
[編集]- 江口弥生
- 演 ‐ 加藤ツバキ
- 結婚8年目。無名の短大卒。専業主婦。旧姓は長谷川。なぜか瞬間移動できる能力を持ってしまった。行先はコントロールできず不規則[7]。
- 彩菜
- 演 ‐ あけみみう
- 「ピーチクラブ」で働くデリバリーヘルス嬢。ピンクの靴を履く。彩菜は源氏名であり、本名はスミレ。実家は定食屋。
- 藤森祐介
- 演 ‐ 石川雄也
- 元教師で現在は売れない小説家。代表作で唯一の出版物は『白いガーベラ』。デリヘルドライバーで食いつなぐ。
- 佐藤幹夫
- 演 ‐ 橘聖人
- ハッピー不動産勤務。
- 江口祐介
- 演 ‐ 安藤ヒロキオ
- 弥生の夫。国立大卒のエリート。妻に対しては上から目線。
- 田村
- 演 ‐ 折笠慎也
- 背広の男。ラブホテルの102号室を訪ねる。
- 演 ‐ 山本宗介
- 大将
- 演 ‐ 森羅万象
- お食事処「みぎわ」の店主。ほとんど人の来ない定食屋の店主。スパイスを使ったカレーは絶品。すみれという連れ子の一人娘を持つ。
- 幹夫の彼女
- 演 ‐ 七菜原ココ
- ポップな格好の女性。
- みゆき
- 演 ‐ 佐倉絆
- 藤森の前妻。幹夫の母。
- 幹夫の実父
- 演 ‐ 山本宗介
- サラリーマン風の男
- 演 ‐ サーモン鮭山
スタッフ
[編集]- 監督・脚本・編集:山内大輔
- 撮影監督:中尾正人
- 録音:大塚学
- 音楽:Project T&K
- 効果・選曲:AKASAKA音効
- ラインプロデューサー:江尻大
- 助監督:小関裕次郎
- 撮影助手:石川真吾、江森聖弥
- ポスター:本田あきら
- 演出部応援:菊嶌稔章
- 撮影協力:ホテル サンセット、47style、斎藤光司、望月元気
- 仕上げ:東映ラボ・テック
- 配給・提供:オーピー映画
脚注
[編集]- ^ a b キネマ旬報社『キネマ旬報』2021年5月上・下旬合併号174頁
- ^ a b c “淫靡な女たち イキたいとこでイク!”. pg-pinkfilm.com (2021年4月9日). 2021年4月13日閲覧。
- ^ Inc, Natasha (2021年10月22日). “R15+ピンク映画の祭典「OPフェス」ラインナップ解禁、ビジュアルにはきみと歩実”. 映画ナタリー. 2021年10月22日閲覧。
- ^ “人妻、ジャンプする! : 作品情報”. 映画.com. 2021年11月12日閲覧。
- ^ “人妻淫靡行” (英語). 2022年5月24日閲覧。
- ^ 上野オークラ劇場『上野オークラ劇場2021年4月プログラム』1‐4頁(2021年4月発行)
- ^ “上野オークラ劇場で公開の山内監督作品「淫靡な女たち イキたいとこでイク!」のオフショットをやーっと世に出せますクラッカーこの日を待っていたのだよ。皆さま週末はぜひ上野オークラ劇場へキラキラ”. 加藤ツバキ@tsubaki_kato (2021年4月9日). 2021年4月14日閲覧。