海豚型潜水艇
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海豚型潜水艇[1] | |
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基本情報 | |
艦種 | 特殊潜航艇 |
命名基準 | 番号 |
建造所 | コリアタコマ |
運用者 | 大韓民国海軍 |
建造期間 | 1981年 - 1991年 |
就役期間 | 1985年 - 2016年 |
同型艦 | 3 |
前級 | コスモス型潜水艇 |
次級 | 計画中 |
要目 | |
基準排水量 | 150t |
水中排水量 | 175t |
全長 | 25m |
幅 | 2.1m |
速力 | 水上16ノット (30 km/h)、水中9ノット (17 km/h) |
搭載能力 | 浸透要員8人 |
乗員 | 6人 |
兵装 | 483mm魚雷発射管2門[2] |
レーダー | レイセオン3100 Mk2航海レーダー |
ソナー | STN Atlas製艇体ソナー |
その他 | Pilkington CK34潜望鏡 |
海豚型潜水艇(トルゴレがたせんすいてい、朝鮮語: 돌고래급 잠수정)は、大韓民国の特殊潜航艇。3隻が建造された。
ドイツの技術を導入して開発が行われた[3]。1番艇はコリアタコマで建造され、1983年4月2日全斗煥大統領夫妻によって進水したが、当時は秘匿されていたため詳細は明らかにされず、「新鋭艦艇の進水」とだけされた[4]。その後、2003年9月に国会国防委員会の監査により、存在が明らかとなった[5]。
1番艇は051として1985年に就役、1990年に2番艇052、1991年に3番艇053が続いた[6]。051は2003年に退役し、2016年6月30日の052と053の退役をもって、全艇が退役した[6]。特殊潜航艇の必要性は海軍と国軍情報司令部の双方が認識しており、コスモス型潜水艇の運用を継続しポムゴレ(シャチ)級計画を持つ国軍情報司令部に対し、海軍は張保皐級潜水艦による運用や新型の特殊潜航艇を計画している[3][6]。防衛事業庁は、8人乗りの潜航艇開発を予定している[6]。
後に海豚型潜水艇は、大韓民国の潜水艦技術の基礎を築き、水中戦力発展の基となったと評価されている[5][7]。
一覧
[編集]番号 | 名称 | 就役 | 退役 |
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SSM-051[8] | 051 | 1985年3月1日[8] | 2003年12月 |
SSM-052 | 052 | 1990年 | 2016年6月30日 |
SSM-053 | 053 | 1991年 | 2016年6月30日 |
退役後ソウル艦公園に1隻が、右舷の一部を除去され、内部に入ることが可能な状態で展示されている[1][9]。
出典
[編集]- ^ a b “잠수함(안내센터)”. ソウル艦公園. 2018年12月18日閲覧。
- ^ 注:Robert Gardiner, ed (1996). Conway's All the World's Fighting Ships 1947-1995. Naval Institute Press. p. 247. ISBN 9780851776057等406mmとされる場合も多い。
- ^ a b “잠수정 폭발사고로 드러난 정보사 vs 해군 주도권 싸움”. 週刊東亜. 東亜日報 (2016年8月19日). 2018年12月18日閲覧。
- ^ 신인호 (2013年1月5日). “철모에서 미사일까지<128>첫 독자 개발 소형 잠수함-22-”. 国防日報. 国防広報院. 2018年12月18日閲覧。
- ^ a b “일반인에게도 극비였던 한국의 첫 잠수정”. コリア・タイムス (2017年8月24日). 2018年12月18日閲覧。
- ^ a b c d “해군 첫 잠수함 ‘돌고래함’… 25년만에 역사속으로”. The Asia Business Daily (2016年6月30日). 2018年12月18日閲覧。
- ^ “[양낙규의 Defence Club북한 침투정부터 SLBM발사대 갖춘 잠수함까지]”. The Asia Business Daily (2018年9月14日). 2018年12月18日閲覧。
- ^ a b 庾龍源 (2017年1月25日). “해군 퇴역 소형 잠수함 돌고래 051 (SSM-051)함 내부”. 朝鮮日報. 2018年12月22日閲覧。
- ^ “漢江に1900トン級の退役護衛艦、ソウル艦公園に展示”. 東亜日報 (2017年11月23日). 2018年12月18日閲覧。