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浦潮本願寺

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浦潮本願寺
所在地 ロシアウラジオストクアレウーツカヤ
宗派 浄土真宗本願寺派
創建年 1886年明治19年)
正式名 浦潮本願寺
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浦潮本願寺(うらじおほんがんじ)は、ロシアウラジオストクにあった浄土真宗本願寺派寺院廃寺)である。

歴史[編集]

1886年明治19年)にロシア帝国ウラジオストクに創建[1][2]1894年(明治27年)、浦潮本願寺の1室に日本人学校が開設[1]

浄土真宗本願寺派が初めて海外布教所として開いた寺院で、日露戦争の終結後にロシア政府により寺院用地が浦潮本願寺に下付されるも、ロシア正教会側の妨害工作によって布教場建設が阻止されるという事態となったが、1914年大正3年)の第一次世界大戦勃発に伴う日露関係の接近によって建設が許可され、布教場が完成した[1][3]

1937年昭和12年)、ソビエト連邦の政府の政策により廃寺となる。現在、廃寺跡には記念碑が建立されている[1]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 古田史学会報”. 古田史学会報. 2024年7月2日閲覧。
  2. ^ 1935年,黑龍会出版部『東亞先覚志士記傳』
  3. ^ 1933年,現代仏敎社『明治仏敎の研究・回顧』