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浦沢直樹の漫勉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
浦沢直樹の漫勉
出演者 浦沢直樹
製作
制作 NHK Eテレ
放送
放送国・地域日本の旗 日本
シーズン0(パイロット版)
出演者浦沢直樹、かわぐちかいじ山下和美
ナレーター平愛梨
放送期間2014年11月9日
回数1
公式サイト
シーズン1
出演者浦沢直樹、東村アキコ藤田和日郎浅野いにおさいとう・たかを
ナレーター平愛梨
放送期間2015年9月4日 - 9月25日
放送時間金曜日 23:00 - 23:44
放送分44分
回数4
シーズン2
出演者浦沢直樹、萩尾望都花沢健吾五十嵐大介古屋兎丸
ナレーター平愛梨
放送期間2016年3月3日 - 3月24日
回数4
シーズン3
出演者浦沢直樹、池上遼一三宅乱丈髙橋ツトム
ナレーター平愛梨
放送期間2016年9月15日 - 10月6日
回数4
シーズン4
出演者浦沢直樹、清水玲子伊藤潤二山本直樹ながやす巧
ナレーター木南晴夏
放送期間2017年3月2日 - 3月23日
回数4
neo (1)-(8)
出演者浦沢直樹、ちばてつや岩本ナオすぎむらしんいち星野之宣諸星大二郎西炯子惣領冬実坂本眞一
ナレーター葵わかな
オープニング「漫勉のテーマ」
エンディング「漫画描きのバラード」
放送期間2020年10月1日 - 12月17日
放送時間木曜日 22:00 - 22:49
放送分49分
回数8
neo (9)-(11)
出演者浦沢直樹、安彦良和柏木ハルコ押見修造
ナレーター葵わかな
放送期間2021年6月9日 - 6月23日
放送時間水曜日 22:00 - 22:49
回数3
neo (12)-(14)
出演者浦沢直樹、渡辺航青池保子新井英樹
ナレーター葵わかな
放送期間2022年3月2日 - 3月16日
放送時間水曜日 22:00 - 22:49
回数3
neo (15)-(18)
出演者浦沢直樹、手塚治虫水瀬藍寺田克也島本和彦
ナレーター葵わかな
放送期間2023年3月2日 - 3月16日
放送時間金曜日 深夜25:00 - 25:49
回数4
「neo」公式サイト
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浦沢直樹の漫勉』(うらさわなおきのまんべん)は、NHK Eテレ2015年9月にレギュラー放送を開始したドキュメンタリー番組である。企画は倉本美津留、プロデューサーは上田勝巳

概要

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漫画家浦沢直樹がプレゼンターを務め、日本の漫画家の執筆現場に密着し、作品制作過程を追うドキュメンタリー番組である。

番組は毎回、事前に多数設置されたビデオカメラで録画したゲスト漫画家の作業場での作品制作の過程の動画映像を見ながら、ゲスト漫画家と浦沢との対談の形式で互いの制作手法の違いや共通点などをざっくばらんに語り合う形で進行する[1]。1985年放映の手塚治虫の仕事部屋に録画カメラを入れて、作画の現場を撮ったテレビ番組『NHK特集 手塚治虫 - 創作の秘密』を視てその記憶に刺激され、ヒントにして番組を企画して持ち込んだという[2]。「漫勉」は、「漫画ばかり描いてないで勉強しなさい」の略で、浦沢直樹が、子供時代に親に言われ続けて、今職業になったがずっと描き続けられる喜びを表したという[3]。出演漫画家は、多くは出版社パーティなどで交流した際に、出演を呼びかけてお願いしているという[4]。漫勉での作画について、漫画家は単に絵を描いているのではなく、登場人物の演技と表情が頭に浮かび、それを線にして表している。無駄な線や描写はどんなコマであれ、1つもない、と解説している[1]

2014年11月9日にパイロット版として放送され、2015年9月にシーズン1として4回を放送した。2016年3月にシーズン2として4回が放送された[5] [6]2016年9月にはシーズン3も放送された。

2016年1月にシーズン0としてパイロット版であげた作家2人分の内容を2回に分けて放送。2017年3月にはシリーズ4が放送された。

2020年に放送タイトルを『浦沢直樹の漫勉 neo』と改めてNHK・Eテレで放送された。

  • 木曜 22:00 - 22:49 (10月1日 - 12月17日)[7][8]

データニュース社が行うテレビ視聴アンケート「テレビウォッチャー」によると、第1回放送(ゲストは東村アキコ)の視聴者満足度は5段階評価で4.29の高評価であった[1]

2022年、『浦沢直樹の漫勉neo 〜安彦良和〜』が第25回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門大賞を受賞[9]

2023年に入り、放送開始時間が土曜 1:00(金曜深夜)からとなり、Eテレの他の曜日では放送終了している時間帯に移動された[10]

出演者

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放送日程

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放送日 ゲスト漫画家
シーズン0(パイロット版)
- 2014年
11月09日
かわぐちかいじ
山下和美
シーズン1
01 2015年
09月04日
東村アキコ
02 09月11日 藤田和日郎
03 09月18日 浅野いにお
04 09月25日 さいとう・たかを
シーズン2
05 2016年
03月03日
萩尾望都
06 03月10日 花沢健吾
07 03月17日 五十嵐大介
08 03月24日 古屋兎丸
シーズン3
09 2016年
09月15日
池上遼一
10 09月22日 三宅乱丈
11 09月29日 髙橋ツトム
12 10月06日 浦沢直樹
シーズン0(完全版)
- 2017年
01月05日
かわぐちかいじ
- 01月12日 山下和美
シーズン4
13 2017年
03月02日
清水玲子
14 03月09日 伊藤潤二
15 03月16日 山本直樹
16 03月23日 ながやす巧
「neo」
17 2020年
10月01日
ちばてつや
18 10月08日 岩本ナオ
19 10月15日 すぎむらしんいち
20 10月22日 星野之宣
21 11月12日 諸星大二郎
22 11月19日 西炯子
23 12月10日 惣領冬実
24 12月17日 坂本眞一
25 2021年
06月09日
安彦良和
26 06月16日 柏木ハルコ
27 06月23日 押見修造
28 2022年
03月02日
渡辺航
29 03月09日 青池保子
30 03月16日 新井英樹
31 2023年
02月04日
手塚治虫[注 1][注 2]
32 02月11日 水瀬藍[注 3]
33 02月18日 寺田克也
34 02月25日 島本和彦
35 2024年
03月18日
水木しげる[注 4][11]

脚注

[編集]

注釈

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  1. ^ シリーズ初の故人であり、元アシスタントだった石坂啓高見まこ堀田あきおが出演した。
  2. ^ 同年2月17日23時よりNHK BSプレミアムにて尺を10分拡大、59分とした特別編「手塚治虫スペシャル」が放送。Eテレでも同年11月3日22時から放送。
  3. ^ タモリ倶楽部』(テレビ朝日)のスクリーントーンの回で浦沢と共演した際に出演をオファーされていた。
  4. ^ 故人であり、元アシスタントだった池上遼一森野達弥が出演した[11]

出典

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  1. ^ a b c 「浦沢直樹の漫勉」Eテレの画期的試みに9割近くが満足”. スポニチ Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社 (2015年9月11日). 2015年9月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月11日閲覧。
  2. ^ 『浦沢直樹の漫勉』パイロット版「かわぐちかいじ」「山下和美」、2014年11月9日放送。
  3. ^ 『浦沢直樹の漫勉neo』第8回「坂本眞一」、2020年12月17日放送。
  4. ^ 『浦沢直樹の漫勉neo』第21回「諸星大二郎」、2020年11月12日放送。
  5. ^ 「浦沢直樹の漫勉」東村アキコや藤田和日郎ら4人のマンガ誕生の瞬間に密着”. コミックナタリー. ナターシャ (2015年8月24日). 2015年9月11日閲覧。
  6. ^ "『浦沢直樹の漫勉』第2シーズンに萩尾望都、花沢健吾ら4作家登場". CINRA. CINRA. 2016年2月19日. 2016年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月28日閲覧
  7. ^ Eテレ『浦沢直樹の漫勉』3年ぶり再始動、ナレーションは葵わかな”. 山陽新聞 digital さんデジ. 山陽新聞社 (2020年9月14日). 2020年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月29日閲覧。
  8. ^ "浦沢直樹が漫画家の仕事場に迫る Eテレで「漫勉」再始動". 中日新聞Web. 中日新聞社. 2020年10月7日. 2021年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月28日閲覧
  9. ^ 浦沢直樹の漫勉neo 〜安彦良和〜”. 文化庁メディア芸術祭. 2023年9月28日閲覧。
  10. ^ Eテレ“浦沢直樹の漫勉neo”新シーズンが2月4日1時より放送開始。『20世紀少年』『YAWARA!』の浦沢直樹が偉大な漫画家たちの創作の秘密に迫る”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage (2023年1月19日). 2023年9月28日閲覧。
  11. ^ a b "「浦沢直樹の漫勉neo」で水木しげるを特集、元アシ池上遼一&森野達弥が語る". コミックナタリー. ナターシャ. 2024年3月14日. 2024年3月16日閲覧

外部リンク

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