流山ぐりーんバス
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流山ぐりーんバス(ながれやまぐりーんバス)は、千葉県流山市が運行するコミュニティバスである。東武バスセントラル西柏営業事務所、京成バス松戸営業所が路線ごとに分担して運行受託している。
沿革
[編集]- 1994年(平成6年)7月1日 - 「流山市内循環バス」として運行開始[1]。東武鉄道直営時代の東武バス[1]と京成バスが運行受託していた。当時は福祉バスとして運行されており、京成では貸切仕様の中型車を使用していた。
- 2005年11月21日 - 「流山ぐりーんバス」として運行開始。江戸川台西ルート、江戸川台東ルート、松ヶ丘ルートの3ルート。[2]
- 2007年3月1日 - 西初石ルート運行開始。
- 2009年3月1日 - 美田・駒木台ルート運行開始。[3]
- 2010年3月1日 - 野々下・八木南団地循環ルート運行開始。
- 2013年6月3日 - 松ヶ丘ルートと野々下・八木南団地循環ルートを統合し、松ヶ丘・野々下ルートに再編。
- 2017年4月1日 - 南流山・木ルート運行開始。
- 2023年4月1日 - 西初石ルートを循環路線に転換。[4]
- 2023年11月16日 - 運賃改定を実施。江戸川台西ルート、江戸川台東ルート、西初石ルート、美田・駒木台ルートは均一料金、前払いから距離制、後払いに変更。障害者と妊婦は運賃が40円から半額に変更。[5][6]
- 2024年4月1日 - 美田・駒木台ルートを流山おおたかの森駅東口発着に変更。[7][8]あわせて乗務員不足による夜間帯を中心とした減便を実施。[8][9]
運行内容
[編集]運賃
[編集]運賃は利用するルートによって異なる(子供半額)。循環路線では最短経路の運賃が適用され、また、1周を超えない限り1回分の運賃が適用される。異なるルートに乗り継ぐ場合は、当日に限り乗継券を使えば現金運賃から100円割引(現金・ICカード共通)。高齢者(75歳以上。後期高齢者医療被保険者証を提示)、障害者(障害者手帳を提示)および妊婦(母子健康手帳を提示)は運賃が半額になる。乗継券は同じルートには使えない。
- 割引運賃(全ルート共通)[5]
- 高齢者、障害者および妊婦 交通系ICカード・現金ともに半額(ICカードは1円未満の端数を切り上げ、現金は10円未満の端数を切り上げ)
- 南流山・木ルート(均一料金、前払い)[5]
- ICカード178円・現金180円
- 南流山・木ルート以外(距離制、後払い。循環路線では最短経路の運賃を適用。)[5]
- 3.0㎞未満 ICカード178円・現金180円
- 3.0㎞以上・3.5㎞未満 ICカード199円・現金200円
- 3.5㎞以上・4.0㎞未満 ICカード220円・現金220円
- 4.0㎞以上・4.5㎞未満 ICカード231円・現金240円
- 4.5㎞以上・5.0㎞未満 ICカード252円・現金260円
- 5.0㎞以上・5.5㎞未満 ICカード273円・現金280円
- 5.5㎞以上・6.0㎞未満 ICカード294円・現金300円
- 6.0㎞以上・6.5㎞未満 ICカード315円・現金320円
- 6.5㎞以上・7.0㎞未満 ICカード336円・現金340円
- 7.0㎞以上・7.5㎞未満 ICカード356円・現金360円
- 7.5㎞以上・8.0㎞未満 ICカード377円・現金380円
- 8.0㎞以上・8.5㎞未満 ICカード398円・現金400円
- 8.5㎞以上・9.0㎞未満 ICカード419円・現金420円
- 9.0㎞以上 ICカード440円・現金440円
路線
[編集]現行路線
[編集]- 江戸川台東ルート(2005年11月21日運行開始、運行委託:東武バスセントラル西柏営業事務所)
- 江戸川台駅東口を発着し、江戸川台の東部地区(東深井方面)を走る路線。
- 流山おおたかの森駅西口を発着し、西初石地区(若葉台・おおたかの森高校方面)を走行する循環路線。
- 運行当初は流山おおたかの森駅から西初石地区を経由して、おおたかの森スポーツフィールドに至る路線であった。前述の、2023年4月1日のダイヤ改正により循環路線に転換され、始発から流山おおたかの森駅西口13時45分発まではおおぐろの森中学校先回りで、それ以降は最終までパークホームズ前先回りでの運行となる。
- 美田・駒木台ルート(2009年3月1日運行開始、運行委託:東武バスセントラル西柏営業事務所)
- 流山おおたかの森駅東口を発着し、市東部の美田・駒木台方面などを走る路線。 前述の2024年4月1日のダイヤ改正により、おおたかの森駅のバス停が西口から東口に変更され、新たに「東初石五丁目」停留所が新設され、「水道局入口」、「踏切西」、「東初石3丁目」の各停留所が廃止された。[8]
- 一部区間で柏市を経由し、「県民プラザ前」停留所は柏市内にある。[5]
- 後述の「松ヶ丘ルート」と「野々下・八木南団地循環ルート」を統合し、2013年6月3日運行開始。南柏駅西口と流山おおたかの森駅西口を結び、途中に松ヶ丘・野々下・豊四季駅を経由する。南柏駅・豊四季駅付近を走行するため、一部区間で柏市を経由し、「南柏駅西口」「豊四季第一公園」「豊四季駅南口」「長崎入口」「おおたかの森病院前」の5つのバス停が柏市内にある。
- 南流山駅南口を発着し、南流山・木地区を走る循環路線。
過去の路線
[編集]下記はいずれも、「松ヶ丘・野々下ルート」新設に伴い廃止されたもの。
- 流山おおたかの森駅や豊四季駅を経由し、野々下地区や八木南団地(流山運転免許センター方面など)を経由する循環路線。
- 松ヶ丘ルート(2005年11月21日 - 2018年3月31日運行、運行委託:東武バスイースト西柏営業事務所(当時))
- 南柏駅を発着し、松ヶ丘、名都借の住宅地を経由する循環路線。
- 2013年6月3日の「松ヶ丘・野々下ルート」新設により、朝のみの運行に減便され、2018年3月31日の運行分を持って「松ヶ丘・野々下ルート」に統合され、松ヶ丘ルートは完全に廃止となった。[10]
脚注
[編集]- ^ a b 東武鉄道社史編纂室編『東武鉄道百年史 沿線とともに歩んだ百年』東武鉄道、1998年(平成10年)9月。
- ^ “新着情報 2005年”. 東武バス (2005年11月15日). 2008年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月2日閲覧。
- ^ “新着情報”. 東武バス. 2009年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月2日閲覧。
- ^ 『西初石ルートのルート変更について』(プレスリリース)流山市、2023年2月27日 。2023年4月3日閲覧。
- ^ a b c d e 流山ぐりーんバス時刻表&ルート図(令和5年11月16日改定) 流山市
- ^ “11/16 流山市コミュニティバス(流山ぐりーんバス)の運賃改定について|新着情報|東武バスOn-Line”. www.tobu-bus.com. 2024年8月21日閲覧。
- ^ 『美田・駒木台ルートの変更について(令和6年4月1日から)』(プレスリリース)流山市、2024年4月16日 。2024年4月25日閲覧。
- ^ a b c 『4/1~ 流山ぐりーんバスの時刻・経路変更等について』(プレスリリース)東武バスグループ、2024年3月19日 。2024年4月25日閲覧。
- ^ “流山ぐりーんバスのダイヤ改正について”. 流山市. 2024年8月19日閲覧。
- ^ “4/1「流山ぐりーんバス(松ケ丘・野々下ルート)」の一部経路変更について|時刻表改正等の情報|東武バスOn-Line”. www.tobu-bus.com. 2024年11月9日閲覧。
外部リンク
[編集]- ぐりーんバスについて 流山市公式サイト