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河原ゆうじ

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河原 ゆうじ(かわはら ゆうじ、1962年 - )は、日本脚本家演出家アニメーションの脚本を手がけている。東京都出身。東京経済大学日本映画学校卒。

来歴

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日本映画学校を卒業した後、スタジオぴえろ(現:ぴえろ)で絵コンテ演出としてアニメ制作に関わる。1990年頃から演出業と並行して脚本を執筆し始め、2000年代は脚本専業で活動。のちに、脚本で参加していた『はなかっぱ』で絵コンテを担当したことを契機に、演出家としても活動を再開した。同番組の第670回「ドリナとカラパッチョ」(2023年)は、視聴者より寄せられた性の多様化や家族観の変化に対する意見を反映して作成されたもので、専門家の指導のもと河原が脚本を担当し、大きな反響を読んだ[1]

紅優やすみ哲夫と組むことが多いほか、新房昭之のキャリア初期の監督作において、脚本家・絵コンテマンとしてスポット参加することが多かった。『石浜真史アニメーションワークス MASASHI ISHIHAMA ANIMATION WORKS』(2021年/インプレス)には、新房・石浜・河原の三名で企図していたオリジナル作品のデザイン案が掲載されている。

沖縄三線の講師としても活動している。

主な作品

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テレビシリーズ

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OVA

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ドラマCD

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  • メタルファイター・MIKU 〜みくちゃん、爆発する!〜(1995年、脚本)
  • LOVELESS ドラマCD act.1 act2(2008年、脚本)

劇場アニメ

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脚注

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  1. ^ 日本放送協会. “「アニメ はなかっぱ」 多様な価値観を伝える”. NHK みなさまの声にお応えします. 2025年2月1日閲覧。
  2. ^ モノクローム・ファクター : 作品情報”. アニメハック. 2020年9月5日閲覧。