池尾愛子
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池尾 愛子(いけお あいこ、1956年8月19日 - )は、日本の経済学者。専門は経済学史。早稲田大学商学学術院教授。博士(商学)。池尾和人慶應義塾大学名誉教授は元夫[1][2]。
人物
[編集]大阪府出身。1980年一橋大学社会学部卒業、1985年一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。指導教官は美濃口武雄[3]。
國學院大學経済学部教授を経て、早稲田大学商学学術院教授[4]。2002年早稲田大学産業経営研究所幹事。2008年デューク大学上級研究フェロー[5]。
国際経済学者赤松要の研究など、日本の経済学史の研究を行い、2002年には論文"Japanese economics in the international context : The internationalization of economics in the twentieth century"で、早稲田大学から博士(商学)の学位を取得。
日本国際フォーラムの政策委員[6]。経済学史学会幹事、日本経済思想史研究会幹事、大学評価・学位授与機構経済学系教育評価専門委員会専門委員等も務める。
略歴
[編集]- 1980年 一橋大学社会学部卒業
- 1982年 一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了、経済学修士
- 1985年 一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学
- 1985年 - 2000年 国学院大学経済学部 専任講師・助教授・教授
- 2000年 早稲田大学商学部教授
- 2002年 早稲田大学産業経営研究所幹事
- 2006年 早稲田大学商学学術院教授
- 2008年 デューク大学上級研究フェロー
著作
[編集]- 『20世紀の経済学者ネットワーク-日本からみた経済学の展開』有斐閣, 1994
- 『日本の経済学と経済学者』日本経済評論社, 1999
- 『日本の経済学』名古屋大学出版会, 2006
- 『赤松要 : わが体系を乗りこえてゆけ(評伝・日本の経済思想)』日本経済評論社, 2008
- "A history of economic science in Japan : the internationalization of economics in the twentieth century" Routledge, 2014.
- 『グローバリゼーションがわかる』創成社, 2017
- 『天野為之 日本で最初の経済学者』ミネルヴァ書房, 2023
編集
[編集]- "Economic development in twentieth century East Asia" Routledge, 1997.
- "Japanese economics and economists since 1945" Routledge, 2005.
- "A history of economic theory : essays in honour of Takashi Negishi" Routledge, 2009.
監修
[編集]- 『池尾和人と語る』塩入篤・向井基信編、文藝春秋企画出版部, 2022
出典
[編集]- ^ 池尾和人名誉教授追悼シンポジウム式次第慶応義塾大学
- ^ 池尾和人氏死去 経済学者、金融安定化に尽力時事通信2021年02月23日
- ^ 「昭和56年 学位授与・単位修得論文一」一橋研究
- ^ 「日本の経済学、経済学者の貢献を経済学史の視点から捉える」読売新聞
- ^ イケオ アイコ 池尾 愛子早稲田大学研究者データベース
- ^ “委員”. 日本国際フォーラム. 2014年2月25日閲覧。