永遠の門 ゴッホの見た未来
| 永遠の門 ゴッホの見た未来 | |
|---|---|
| At Eternity's Gate | |
| 監督 | ジュリアン・シュナーベル |
| 脚本 |
ジュリアン・シュナーベル ジャン＝クロード・カリエール |
| 製作 | ジョン・キリク |
| 製作総指揮 |
シャルル＝マリー・アントニオーズ モーラ・ベルケダール ニック・バウアー ジャン・デュアメル フランソワ＝ザヴィエ・デクレーヌ ニコラ・レルミット ディーパック・ナヤール マルク・シュミットハイニー トーステン・シューマッハー カール・シュポエリ |
| 出演者 |
ウィレム・デフォー ルパート・フレンド マッツ・ミケルセン マチュー・アマルリック エマニュエル・セニエ オスカー・アイザック |
| 音楽 | タチアナ・リソフスカヤ |
| 撮影 | ブノワ・ドゥローム |
| 編集 |
ジュリアン・シュナーベル ルイーズ・クーゲルベルク |
| 製作会社 |
リバーストーン・ピクチャーズ イコノクラスト |
| 配給 |
 CBSフィルムズ ギャガ/松竹 |
| 公開 |
2018年11月16日 2019年11月8日 |
| 上映時間 | 110分[1] |
| 製作国 |
アメリカ合衆国.svg){kind=small} イギリス フランス |
| 言語 |
英語 フランス語 |
| 興行収入 |
 $1,478,725[2] |
『永遠の門 ゴッホの見た未来』（えいえんのもん ゴッホのみたみらい、At Eternity's Gate）は、2018年のアメリカ合衆国・イギリス・フランス合作による伝記映画。監督はジュリアン・シュナーベル、主演はウィレム・デフォーが務めた。
ストーリー
[編集]精神病や孤独に苦しみ、理解されないながらもフィンセント・ファン・ゴッホは数々の名作を世に送り出した[3]。本作はそんな彼の内面と自死に対する一つの解釈を打ち出す。
キャスト
[編集]- フィンセント・ファン・ゴッホ: ウィレム・デフォー
- テオドルス・ファン・ゴッホ: ルパート・フレンド
- 牧師: マッツ・ミケルセン
- ポール・ガシェ医師: マチュー・アマルリック
- マダム・ジヌー: エマニュエル・セニエ
- ポール・ゴーギャン: オスカー・アイザック
- 狂人: ニエル・アレストリュプ
- フェリックス・レイ医師: ヴラジミール・コンシニ
- ヨハンナ・ファン・ゴッホ＝ボンゲル: アミラ・カサール
- 責任者: ヴァンサン・ペレーズ
- タンバリン: アレクシス・ミシャリク
- ギャビー: ステラ・シュナーベル
- 道端の少女: ロリータ・シャマー
- 精神病院の看守: ディディエ・ジャレ
- アルベール・オーリエの評論を読み上げる声: ルイ・ガレル
製作
[編集]2017年5月、ジュリアン・シュナーベル監督の新作映画にウィレム・デフォーが出演するとの報道があった[4]。シュナーベルは本作に関して「必ずしも史実に沿ったストーリーにはなっていない。これは私なりのゴッホ解釈だ。」という主旨のことを語っている[4]。
2017年9月、本作の主要撮影が始まった。撮影は38日間にわたって行われ、ロケ地にはブーシュ＝デュ＝ローヌ県、アルル、オーヴェル＝シュル＝オワーズのようなゴッホが晩年を過ごした場所が選ばれた[5]。
公開・興行収入
[編集]2018年5月、CBSフィルムズが本作の全米配給権を購入したと報じられた[6]。9月3日、本作は第75回ヴェネツィア国際映画祭でプレミア上映された[7][8]。10月12日、本作はニューヨーク映画祭で上映された[9]。
2018年11月16日、本作は全米4館で限定公開され、公開初週末に9万2856ドル（1館当たり2万3214ドル）を稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場32位となった[10]。
評価
[編集]本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには101件のレビューがあり、批評家支持率は81%、平均点は10点満点で7.3点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「主演のウィレム・デフォーの魅惑的な演技のお陰で、『永遠の門 ゴッホの見た未来』はフィンセント・ファン・ゴッホの困難な晩年を巧みに思い描いている。」となっている[11]。また、Metacriticには32件のレビューがあり、加重平均値は78/100となっている[12]。
本作における演技が評価され、ウィレム・デフォーは第75回ヴェネツィア国際映画祭で男優賞を受賞し[13]、第76回ゴールデングローブ賞の主演男優賞 (ドラマ部門)にノミネートされた[14]。
出典
[編集]- ^ “永遠の門 ゴッホの見た未来”. 2018年12月19日閲覧。
- ^ “At Eternity's Gate”. 2018年12月19日閲覧。
- ^ 永遠の門 ゴッホの見た未来 (2018) - シネマトゥデイ
- ^ a b “Willem Dafoe To Play Vincent Van Gogh In Julian Schnabel’s ‘At Eternity’s Gate’ – Cannes”. 2018年12月19日閲覧。
- ^ “Willem Dafoe as Vincent Van Gogh in ‘At Eternity’s Gate’: Julian Schnabel Gives Us An Exclusive First Look”. 2018年12月19日閲覧。
- ^ “Julian Schnabel’s Van Gogh Drama ‘At Eternity’s Gate’ Sells to CBS Films”. 2018年12月19日閲覧。
- ^ “Venice Fest Lineup Includes Coens, Luca Guadagnino and Alfonso Cuaron”. 2018年12月19日閲覧。
- ^ “Venice Film Festival Lineup Heavy on Award Hopefuls, Netflix and Star Power”. 2018年12月19日閲覧。
- ^ “New York Film Fest Closer: Julian Schnabel’s ‘At Eternity’s Gate’ With Willem Dafoe As Van Gogh”. 2018年12月19日閲覧。
- ^ “November 16-18, 2018”. 2018年12月19日閲覧。
- ^ “At Eternity's Gate”. 2018年12月19日閲覧。
- ^ “At Eternity's Gate (2018)”. 2018年12月19日閲覧。
- ^ “ベネチア金獅子賞はA・キュアロン「Roma」に！”. 2018年12月19日閲覧。
- ^ “ゴールデン・グローブ賞、日本勢は2本ノミネーション！『ヴァイス』が最多6部門”. 2018年12月19日閲覧。