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水マンガン鉱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
水マンガン鉱 Manganite
分類 水酸化鉱物
化学式 MnO(OH)
結晶系 単斜晶系
へき開 完全
モース硬度 4
光沢 金属光沢~亜金属光沢
黒色、銀色
条痕 赤褐色、ときに黒色
比重 4.3
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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水マンガン鉱 (すいマンガンこう、Manganite) はマンガン水酸化鉱物の1つ。 マンガン鉱床に産し、時に残留粘土中や温泉沈殿物中にも産する。分解して軟マンガン鉱に変わる。

同質異像グラウト鉱ファイトクネヒト鉱があるが希産である。

標本としては、模式地であるドイツのテューリンゲン州イルフェルト産のものが有名で、重晶石方解石菱鉄鉱ブラウン鉱ハウスマン鉱などを伴って産する。

ドイツ・イルフェルト産の立派な結晶

関連項目 

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参考文献

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  • 木下亀城・湊秀雄共著 『続原色鉱石図鑑』、保育社、1963、ISBN 4-586-30031-0