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歴代の最も明るい恒星の一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

歴代の最も明るい恒星の一覧(れきだいのもっともあかるいこうせいのいちらん)は、現在より500万年前後に地球から見た最も明るい恒星(太陽は除く)の一覧である。

太陽系も目に見える全ての恒星銀河系に対し異なる軌道を持ち移動している。従って星々の相対的な位置は、時間の経過とともに変化する。比較的近い恒星では、この運動を測定することができる。恒星が地球に近づいたり遠ざかったりする事で視等級は変化する。シリウスは現在、太陽以外の最も明るい恒星だが、それは永遠ではない。カノープスは長い間、最も明るい恒星(太陽以外で)である。一方、他の恒星は太陽系の近くを通過する間の短い期間だけ明るく見えている。

恒星 期間始め 期間末 最大の視等級の年 最大の視等級 最大の視等級の年の距離 (光年 現在の距離(光年) 現在の視等級
おおいぬ座ε星 ... -4,460,000 -4,700,000 -3.99 34 404.97 1.50
おおいぬ座β星 -4,460,000 -3,700,000 -4,420,000 -3.65 37 492.45 1.97
カノープス (初回) -3,700,000 -1,370,000 -3,110,000 -1.86 177 309.00 -0.74
いて座ζ星 -1,370,000 -1,080,000 -1,200,000 -2.74 8 88.16 2.607
うさぎ座ζ星 -1,080,000 -950,000 -1,050,000 -2.05 5.3 70 3.55
カノープス (2回目) -950,000 -420,000 -950,000 -1.09 252 309.00 -0.74
アルデバラン -420,000 -210,000 -320,000 -1.54 21.5 66.61 0.86
カペラ -210,000 -160,000 -240,000 [注 1] -0.82 [注 1] 27.9 [注 1] 42.78 0.08
カノープス (3回目) -160,000 -90,000 -160,000 -0.70 302 309.00 -0.74
シリウス (現在) -90,000 +210,000 +60,000 -1.64 7.8 8.60 -1.46
ベガ +210,000 +480,000 +290,000 -0.81 17.2 25.03 0.03
カノープス (4回目) +480,000 +990,000 +480,000 -0.40 346 309.00 -0.74
ぎょしゃ座β星 +990,000 +1,150,000 +1,190,000 [注 1] -0.40 [注 1] 28.5 [注 1] 81.07 1.90
たて座δ星 +1,150,000 +1,330,000 +1,250,000 -1.84 9.2 187 4.72
りゅう座γ星 +1,330,000 +2,030,000 +1,550,000 -1.39 27.7 154.21 2.230
てんびん座υ星 +2,030,000 +2,670,000 +2,290,000 -0.46 30 195 3.6
おおいぬ座NR星 +2,670,000 +3,050,000 +2,870,000 -0.88 14 280 5.6
ヘルクレス座ο星 +3,050,000 +3,870,000 +3,470,000 -0.63 44 346 3.83
アルビレオ +3,870,000 ... +4,610,000 -0.52 80 434.09 3.085

脚注

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注釈

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  1. ^ a b c d e f 他の恒星が地球から見て最も明るい恒星(太陽を除く)である時に、ピークとなる

参考文献

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