武田恒夫
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日本学士院より公表された肖像 | |
人物情報 | |
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生誕 |
1925年12月5日 日本京都府 |
死没 | 2021年9月4日 (93歳没) |
出身校 | 京都大学 |
学問 | |
研究分野 | 美術史 |
研究機関 | 京都国立博物館、大阪大学、大手前女子大学 |
学位 | 文学博士 |
武田 恒夫(たけだ つねお、1925年〈大正14年〉12月5日 - 2021年〈令和3年〉9月4日)は、日本の美術史家。大阪大学名誉教授、大手前大学名誉教授。専門は日本絵画史。
経歴
[編集]1925年、京都府で生まれた。京都大学文学部哲学科で学び、1951年に卒業。
1962年、京都国立博物館学芸科技官に採用された。1967年より同室長[1]。
1974年、大阪大学文学部教授に就任[1]。1983年、学位論文『近世初期障屏画の研究』を大阪大学に提出して文学博士の学位を取得[2]。1989年に大阪大学を退任し、名誉教授となった。同年4月からは大手前女子大学文学部教授として教鞭をとった[1]。2003年、日本学士院会員に選出された[1]。
2021年9月4日、老衰のため死去[3][4]。95歳没。死没日をもって従四位に叙される[5]。
受賞・栄典
[編集]著作
[編集]- 著書
- 共編著
- 『近世初期風俗画』(日本の美術 20)至文堂 1967
- 『遊楽・誰力袖』(日本屏風絵集成 14)小林忠・切畑健他共著 講談社 1977
- 『景物画 四季景物』(日本屏風絵集成 9) 安達啓子・井上研一郎・吉田友之ほか共著 講談社 1977
- 『風俗画 洛中洛外』(日本屏風絵集成 11)講談社 1978
- 『祭礼』(日本屏風絵集成 13)講談社 1978
- 『年中行事』(近世風俗図譜 1)山中裕共著 小学館 1983
- 『桃山絵画:日本の美術』至文堂 1983
- 『賤ケ岳合戦図・小牧長久手合戦図』桑田忠親ほか共著 中央公論社 1988
- 『関ケ原合戦図』(戦国合戦絵屏風集成) 桑田忠親ほか共著 中央公論社 1988
- 『大坂冬の陣図・大坂夏の陣図(戦国合戦絵屏風集成)』岡本良一ほか共著 中央公論社 1988
- 『戦国武家風俗図』(戦国合戦絵屏風集成) 桑田忠親ほか共著 中央公論社 1988
- 『平家物語』(図説・日本の古典)永積安明ほか共著 集英社 1988
- 『障屏画』(原色日本の美術 13)小学館 1990
- 『海北友松』(日本の美術 324)国立文化財機構監修 至文堂 1993
- 『探幽・守景』(水墨画の巨匠)松永伍一共著 講談社 1994
- 『原色日本の美術13 障屏画』小学館 1997
- 『視覚芸術の比較文化』(大手前大学比較文化研究叢書) 松村昌家・辻成史共編 思文閣出版 2004
- 記念論文集
- 『美術史の断面─武田恒夫先生古稀記念会』清文堂出版 1995
- 論文
脚注
[編集]- ^ a b c d 「武田恒夫」『デジタル版 日本人名大辞典+Plus』 。コトバンクより2021年9月8日閲覧。
- ^ CiNii(学位論文)
- ^ a b c “武田恒夫氏死去 美術史家”. 熊本日日新聞社. (2021年9月7日) 2021年9月7日閲覧。
- ^ “武田恒夫氏が死去 美術史家”. 日本経済新聞社. 共同通信社. (2021年9月7日) 2021年9月8日閲覧。
- ^ 『官報』第598号9頁 令和3年9月19日号