歌川重次
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歌川 重次(うたがわ しげつぐ、生没年不詳)とは、江戸時代の浮世絵師。
来歴[編集]
二代目歌川広重の門人[1]。 本姓は大宅、歌川の画姓を称し一笑斎と号す。作画期は安政から元治の頃にかけてで、錦絵と肉筆画を残す。二代目広重とともに甲府に滞在した時、肉筆貼交屏風「朝比奈及び宝子珠」を描いている。『浮世絵師伝』は初代歌川広重の門人としている。
作品[編集]
- 「忠臣蔵見立」 大判錦絵
- 「新板虫つくし」 大判錦絵 くもん子ども浮世絵ミュージアム所蔵 ※文久頃、蔦吉版
- 「朝比奈及び宝子珠」 肉筆貼交屏風
脚注[編集]
- ^ 『原色浮世絵大百科事典』第2巻、46頁。
参考文献[編集]
- 井上和雄編 『浮世絵師伝』 渡辺版画店、1931年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり。87コマ目。
- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年