橋口遼
はしぐち りょう 橋口 遼 | |
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国籍 | 日本 |
民族 | 日本人 |
職業 | 実業家 |
活動期間 | 2014年 - |
著名な実績 |
通信販売を行うD2Cの会社の設立、調剤薬局も運営。2015年の医薬品の表示法の規制緩和にいち早く着目し、ECサイトでの漢方薬販売を行う[1]。 2014年5月、アービンジャー・インスティチュートの名義で『日常の小さなイライラから開放される箱の法則』を上梓。 2023年3月、WeCapital共同代表就任。2024年9月投資配当型クラウドファンディングサービス「ヤマワケ」をリリース。 |
活動拠点 | 福岡県福岡市 |
肩書き |
株式会社ハーバルアイ取締役会長 WeCapital株式会社の共同代表COO/CMO[2] アービンジャー・インスティチュート・ジャパン ファシリテーター[3] |
公式サイト |
橋口 遼 (ryo.hashiguchi) - Facebook 株式会社ハーバルアイ |
橋口 遼(はしぐち りょう、1983年 - )は日本の実業家。鹿児島県出身。株式会社ハーバルアイ取締役会長・設立者。WeCapital株式会社の共同代表。
2013年3月 アービンジャー・インスティチュート公認ファシリテーター就任。2014年 5月 アービンジャー・インスティチュートの名義で『日常の小さなイライラから開放される「箱」の法則』を上梓[3]。
2015年の医薬品の表示法の規制緩和に着目し、ECサイトでの漢方薬販売を行った[4]。
2024年、投資配当型クラウドファンディングサービス「ヤマワケ」をリリース[5]。
人物
[編集]1983年鹿児島県生まれ[2][6]。高校時代よりアルバイト先の個人商店の経営者に多くの影響を受け、さらに大学時代には民営のベンチャースクールに入り、そこで一緒になった会社の先輩らの影響で起業を決意[7]。大学時代のアルバイト先がM&Aでココシスのグループになり、イベント派遣などの営業に関わる部署に配属される。そのタイミングで大学を辞め、本格的に活動を開始。主に事業再生や事業承継のコンサルティングを担当。銀行との交渉や人員整理など一般的な会社であれば、若手社員ではできない経験をする。その際に、組織が抱える様々な問題が人間関係に起因することが多いことに気づき、アービンジャー・インスティチュート公認のファシリテーターに。併せて組織コンサルとしても従事[8][1][3]。
その後、通販事業を行うさくらフォレストに転籍。健康食品の田七人参のサプリメントの販売を担当した際に中国の生産者を訪ね、中国での物作りの現場を見て、商品づくりの過程を知り信頼感を持つ[1]。
5年ほど在籍した後に独立し、ココシスの社外役員なども務める。最初に立ち上げたステイゴールドではEC事業のコンサルティングを行っていた[8][1]。
2015年12月1日、株式会社ハーバルアイの前身となる株式会社漢方生薬研究所を設立。同社は漢方薬に特化したD2C事業を展開し、特にロングタームケアと呼ばれる長期治療が必要な分野に関する漢方を提供する。設立のきっかけは、医薬品販売の規制緩和と、自身の子供の通院の体験から長時間かかる通院時間の問題に加え、地方では患者数が少ないために、調剤薬局において医薬品を揃えにくい問題が存在し、そこに新たな需要を見出したこと、子供の頃からアトピーやぜんそくの持病があり、母親が買った漢方薬を飲んでいたため身近だったこと、総合薬局や百貨店のような多くの商品を扱う店よりも、専門店の中でも専門品しか扱わないブランドが愛されると確信したことなどを挙げている。また、経営者として「情報の透明化」「権力の分散化」「公平な仕組みづくり」などを心掛け[7][8]、自身のテーマは「共同創造」とし、1つの会社や自分の所属組織にとらわれない新しい創造を目指す[9]。
経歴
[編集]- 鹿児島出身。大学時代から福岡で活動。
- 2002年 - 4月、九州産業大学芸術学部入学。
- 2003年 - 3月、派遣会社へアルバイト入社。
- 2004年 - 3月、同社大阪支店へ出向。九州産業大学中退。
- 2005年 - 9月、株式会社ココシス入社(グループ転籍)。
- 2008年 - 4月、株式会社ココシス さくらフォレスト事業部転籍。
- 2014年
- 3月 - 株式会社ココシス社外取締役就任。
- 4月 - 株式会社ステイゴールド設立。
- 5月 - アービンジャー・インスティチュートの名義で『日常の小さなイライラから開放される箱の法則』を上梓[10]。
- 2015年 - 12月1日、株式会社漢方生薬研究所を設立。
- 2016年 - 4月、ダイレクト・マーケティング・ワークショップ九州理事就任。
- 2017年 - 6月30日、株式会社ココシス取締役就任。
- 2018年 - 1月、FUNDINNOで第1回目の応募を実施し、457名の投資家から2925万円を調達。2019年6月に株式が1.5倍の価格で買い取られ、FUNDINNO初のイグジット達成案件となった[11][12]。漢方×遺伝子事業の設置。「遺伝子検査キット」販売開始。
- 2020年
- 3月1日、株式会社漢方生薬研究所から現社名である株式会社ハーバルアイに変更[11]。
- 5月24日、2回目のFUNDINNOによる株式投資型クラウドファンディング募集を開始[11][13]。
- 2021年
- 2022年 - 6月30日、株式会社ココシス取締役退任。
- 2023年
- 2024年
- 8月、投資配当型クラウドファンディングサービス「ヤマワケ」をリリース。
- 9月、WeCapital子会社の「ヤマワケエステート」サービス開始から1年で会員数25,000人を突破[19]。
著書
[編集]- 『日常の小さなイライラから開放される「箱」の法則』ISBN 9784907072162
- 『新装版日常の小さなイライラから開放される「箱」の法則』ISBN 9784907072162
脚注
[編集]- ^ a b c d “株式会社 ハーバルアイ代表 橋口 遼氏”. 社長の履歴書 (09/21/2022). 2025年1月30日閲覧。
- ^ a b “自然をハコぶ”. 橋口 遼. 2025年1月30日閲覧。
- ^ a b c “橋口遼 (はしぐちりょう)”. Arbinger institute. 2025年1月30日閲覧。
- ^ “会社概要”. we-capital. 2025年1月30日閲覧。
- ^ 『SQUARE21』vol.339「金融商品のAmazonのようなプラットフォームで挑戦者と応援者がもっと出会える未来を目指す」
- ^ “橋口 遼”. 2025年1月30日閲覧。
- ^ a b “橋口 遼取締役会長”. ハーバルアイ公式サイト. 2025年1月30日閲覧。
- ^ a b c “漢方×D2Cで急成長中。新分野でビジネスを決意させた”娘との1分の体験”〈株式会社ハーバルアイ・橋口遼氏〉”. PIALA VENTURES. 2025年1月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月10日閲覧。
- ^ a b “ハーバルアイに入りたい時はここを見て!学生も参加可能の全力会社説明トーク会”. 株式会社ハーバルアイ. 2025年1月30日閲覧。
- ^ “橋口 遼”. 橋口遼Facebook. 2025年1月30日閲覧。
- ^ a b c “FUNDINNO初のイグジットを達成した漢方ベンチャー「ハーバルアイ」が2度目の株式投資CF実施へ”. HEDGE GUIDE (2020年5月7日). 2025年1月30日閲覧。
- ^ “第16号案件 漢方生薬研究所 橋口代表 ~業績堅調な漢方製剤の医薬品のEC企業~”. Fundinno (2018年4月23日). 2025年1月30日閲覧。
- ^ “株式会社ハーバルアイが株式型クラウドファンディングを通じた資金調達を実施”. Founder (2020年5月24日). 2025年1月30日閲覧。
- ^ 「漢方特化の医薬品を通信販売」『ふくおか経済』第398号、2021年10月、121頁、2025年1月30日閲覧。
- ^ 『株式会社ハーバルアイが有限会社メイゲンの全株式を取得し子会社化』(プレスリリース)株式会社ハーバルアイ、2022年11月30日 。2025年1月30日閲覧。
- ^ “漢方EC等展開のハーバルアイ、宮崎県小林市などで日本山人参(ヒュウガトウキ)栽培のメイゲンを買収”. MARROnline (2022年11月30日). 2025年1月30日閲覧。
- ^ 『福岡市による「令和5年度外部人材によるIPO(新規上場)支援プログラム」対象企業に採択』(プレスリリース)株式会社ハーバルアイ、2023年6月26日 。2025年1月30日閲覧。
- ^ “株式会社ハーバルアイ 新代表取締役交代に関するお知らせ”. 株式会社ハーバルアイ. 2025年1月30日閲覧。
- ^ 『建通経済新聞』(建通新聞社)2024年11月28日
- ^ “NEWS”. 株式会社ハーバルアイ. 2025年1月30日閲覧。
- ^ 「新規上場に向けて福岡市が2社支援」『西日本新聞』2025年1月30日。
外部リンク
[編集]- 橋口 遼 (ryo.hashiguchi) - Facebook
- 株式会社ハーバルアイ